No.1388
家から10kmくらいの場所に用事があったのですが、普段なら車かバイクで行くのを
敢えて自転車で行きました。(運動不足解消+乗り物の置き場所に困る行き先の為)
30分ほどで用事が済み、帰り道は土手道を選んで自然を楽しみながらのコースです。
「高麗川」も坂戸市辺りになると川幅も広く、流れも緩やかになり『ビオトープ』が
作られています。
【ビオトープ】と言う言葉は、ドイツ語の合成語で「いろいろな野生の生きものたちが暮らせる場所」・・管理された「自然環境」って言えるのかも🤗
川ってたくさんの植物の種や苗木が流れ着き、大木化しやすい肥沃な場所です。
放っておけば鬱蒼とした暗い林になり、狸やウサギ、たくさんの虫や蛇の棲家になり
ます。適度の伐採と下草刈りをし、流れ込む小川の整備もなされています。
この日は完熟した「桑の実」をバケツいっぱいに収穫していた女性たちの姿をたくさん
見ました。ブルーシートを敷き木を揺らして落とす本格的な技法(^_^)v
「マルベリージャム」を作るのでしょう。
近代的な建物が遠くに見えます。
川は敢えて手付かずの様に残すことにより、水鳥たちの安住地にもなっています。
桑の実は懐かしい「果物」です。
子供の頃は「カワグミ」「桑」などは本当に楽しみな「果物たち」でした🤗
私は少し赤いくらいの方が酸味があって好きです🎵
土手には芝生を植えている場所もあって、一緒に混じっていたのでしょうか?
【マツバウンラン】が群生して咲いていました。
さやかに揺れる姿は本当に綺麗です。
小さくて黒い蝶が寄ってきては遠ざかり、また戻ってきて止まる・・・
最初はヒカゲチョウ?って思いましたが、よく見たら【テングチョウ】でした。
毎年、春浅い頃に日向で見かけていたのですが、今年は全く出会えずにいました。
顔が特徴なので羽を閉じていても分かりました😄
土手沿いの道は一旦途切れるので、畑道へと移動しました。
【ムシトリナデシコ:別名コマチソウ】をたくさん植えている一角がありまし
た。「ムシトリ」なのに、たくさんのモンシロチョウや花アブたちが吸蜜中でした。
そんな中に一羽だけでしたが夢中になっているナミアゲハがいました。
しばらく花の下の方で吸蜜していたので、オートフォーカス機能のカメラでは手前の
花にピントが合ってしまい、肝心の蝶がボケボケ😅
そこでしばらくは様子を見ながら姿が上に出てくるのを待ちました。
なかなか間近には来てくれないのでこの大きさで満足しました。
10分ほど吸蜜した後、大きく羽ばたいて花園を離れ飛び去っていきました。
良いタイミングで撮ることができました。
一見すると「荒れている」様に見えますが、「ビオトープエリア」だと認識すると
「自然豊か」な景色なのだ・・と見え方が変わるから不思議です。
大雨が降るとたくさんの樹木が倒されて、下流の橋に引っ掛かります。
河川土木はよく知りませんが、徹底的に改修されて土手も河岸もコンクリートになって
スッキリはするものの、流れが急流下する弊害も知られています。
この川はだいぶ前ですが、多額の費用をかけて河川改修し流れを直線化する策が施され
たことがありました。
ところが数年後に大雨が降った後、何ヶ月もかけて真っ直ぐにしたはずの川が「曲線」
に見事に変わってしまったんです。
水の力と共に、自然に水が流れる際には最短距離では無く「蛇行」しながら下って行く
ものだと思い知らされた水害?でした。
それ以後は削られた箇所の改修はされたものの、かつて小石が並ぶ平坦な河原が今や
大木になった「河原ジャングル」もそのままになっています。
今年の雨はどうなるでしょうね。
帰りはずーっと「登り」になるので、かなり疲れました💦
でも楽しかったぁ!🤗