No.1519
何日か小雨の降る日々が続きました。
春の恵みの雨なのですが、バイク散歩が大好きな私には「早くお天気になってくれない
と大好きな山野草が終わってしまう💦 」ってなってしまいます。
昨日(25日)は平地で25度を超える予報の快晴日。
昼近くに軽自動車の車検のためにディーラーへ持ち込むため、早めには出かけらず💦
丁寧なディーラーなので、まずは車の裏側の様子をチェック、撮影して見せてくれてか
ら具体的な項目と費用を見積もってくれるんです。
急ぎたい時に限って💦・・・・40分ほど待ちました。 でも安心感が増します。
時間は正午、急いでバイクで出かけます。
出かける先は「奥武蔵の山の中(ときがわ町、東秩父村、飯能市など)」。
大好きな山野草は大抵「そこに行かないと見る事が出来ない」ものばかり。
無闇に似た様な林や森に入って行っても会えません。
だから自分にとっての「秘密の花園」を見つけて、大事にしたいものです。
山に入りました。
先日久しぶりに「大野峠」を通った時に、広範囲に樹木が伐採されていました。
近くの「丸山」の山頂近くにかなり以前に「ソーラー基地」が出来ていたため、今回も
ソーラー施設の拡張だろうか? そう思っていたのですが、近くに寄って見たら・・・
「クラウドファンディング」による「キャンプ場」の開設でした。
うまく運営ができれば品良く自然とマッチした景色になりますが、頓挫すると何もしな
かった時よりも景色が「荒れて」しまうので、気になるところです。
以前は密集していた檜林でした。
大野峠を右折して「県民の森」方面へと向かいます。
道幅が狭いだけでなく、路肩からいきなり檜林の急斜面が迫っているので車、バイク、
徒歩のいずれでも最大の注意が必要です! 冗談抜きに「落ちます!」
目的地に着きました。
ここは数年前の大雨の時に、数メートルに渡って流れ去り通行不能箇所でした。
実はこの場所に「会いたい花💞」が生えているんです。
標高800mとなると低地では青々しているのに、ここはまだまだ春浅い景色です。
一見何も生えていない感じですね。
ですが・・・
「咲いていました!!\(^-^)/」 【ワダソウ】です。
名前は人名ではなく、長野県小県郡の「和田峠」に由来しているそうです。
私はこの植物が自生する場所はココしか知りません。
またこの場所は普通のものよりも一回り小さくて、赤みが刺す「ニリンソウ」の群生地
で、たまたま一巡りしている時に見つけたんです。
それまではこの植物の存在も名前も全く知りませんでした。
そばに咲く小さなニリンソウの花びらが少し赤いでしょ?🥰
この場所からはもう視界が邪魔な山はないため、秩父【武甲山】が見えます。
林の中は新緑の最盛期です。 毛虫がいないのでこの時期の山歩きは快適です。
今度はもう一つの「花園」へと向かいます。
「奥武蔵グリーンライン」はほぼ山頂の峰々を抜ける道路です。
下に見える季節は「ときがわ町」「小川町」あたりかな?
澄み切っていれば筑波山がよく見える場所です。
「刈場坂峠」の少し手前に「奥武蔵支線」林道があります。
この道に入った途端、落ち着いた緑の林が迎えてくれます。
片側が開けているので開放感もあります。
苔むした法面に【ヤマハコベ】が咲いています。
大きな真っ白い花びらは何だか特別感があります。
【キケマン】は珍しくはありませんが、林道脇の花はこれも特別感があります。
エンジンを掛けては止めて停車の繰り返しです。
降りて行く途中に大好きな花があるのです。
斜面の少し上に綺麗な葉が見えました。
【フタバアオイ】です。
「徳川家」の御紋といえば分かるでしょうか?
この植物にはこれまた可愛い花が咲きます。
でも恥ずかしがり屋さんで、葉の内側の地面に近い場所で咲きます。
だから斜面じゃないと、とても見づらい場所で咲いていることになります。
葉っぱはこんな感じです。 綺麗ですね。
花です。(上から見た写真です。)
下から見ると・・・・
【フデリンドウ】
株が増えたり減ったり毎年違う法面です。
目を惹く青系の花は独特の美しさがあります。(個人の感想😀)
この場所でしか見た事がない【ミツバコンロンソウ】は、少し来るのが
遅かった様でやっと残り少ない花を見つけました。
もう少し経つとすぐ隣に【クワガタソウ】の可愛いピンクの花が近くに咲き
始めます。
おや? 周りを小さめの蝶が飛び回っています。
お!止まってくれましたよ🥰
【ミヤマセセリ】ですね。 嬉しいなぁ。
気温が上がってくると蝶の姿も増えますね。 同じ場所にもうすぐ「ウスバシロチョウ」
が林の中を空の上をひらひらと舞い始めます。
どうしても会いたかった花がもう一つあります。
それは【トオゴクサバノオ】です。
5mmあるかないかの小さな小さな花です。
すぐには気づかないほど小さな株で、小さな花なのです。だから尚更「愛らしい」。
珍しく群生している場所がありました。 とにかく小さいんです。
この場所で初めて知った小さな花がもう一つあります。
実は入念に探しましたがこの一株しか見つかりませんでした。
来年果たして残っているかなぁ💦
【レンプクソウ】です。別名「五輪花」とも呼ばれています。
「連福」という名称も、おめでたい事が好きな人にとっては嬉しい山野草かも🥰
花の色が淡いので咲いていないと見付けづらいですね。
満開で良かったです。
小さなバイクは道の良し悪しを気にせず走れますし、簡単に「ストップアンドゴー」
が出来ますので自然観察にぴったりです。
注意点は「夢中になってしまっての脇見運転💦」です😀
例年は花よりも先に私が行動していましたが、今年は花を「追いかける」感じです。
すでに花期が過ぎてしまい観れず仕舞いの花も幾つかありました。
家の近くから遠くまで、自分から行かないと見られない花の究極は・・・
「高山植物」です。
長野県にまた行きたいです。
山野草は幼い頃にそれとは気づかず見て親しんでいた物が多く、花がとても懐かしく
感じるのは山形県の山間部で暮らしていた頃の記憶かも。
「山野草大好き!😘」