No.1520
我が家のある埼玉県西部の低山には、4月から5月に掛けて【ウスバシロチョウ】が発生します。
この蝶は卵で越冬して、ムラサキケマンやエンゴサクなどの山野草を食草とするため、
里山の林縁にたくさんの緑が生えそろう時期に、優雅にヒラヒラと独特の飛び方をする
姿を見る事ができます。
意外にも生息している場所は限定的で、どこにでもいる訳ではなく結局毎年同じ場所
を訪ねるのが1番のようです。
吸蜜は経験上「ヒメウツギ」が先揃うと、競って花に集まって来てはまた飛び立って
行くようです。吸蜜中は割とのんびり屋さんで、間近で撮っても逃げない時が多くて
そう言った面も愛される蝶の所以です。
日中はなかなか忙しく飛び回るため、撮影には「辛抱強さ」が要ります。
触れるくらいまで近寄ってきますが、なかなか止まってくれません💦
でも、今回は不思議なことに私の足元に飛んできて・・舞い降りて羽を広げて休んで
くれました🥰
数十秒間そのままでしたので、私自身は動けませんでしたがじっくりと撮れました。
(まるで「私で良ければたくさん撮ってくださいな」とでも言っている感じでした。)
ミラーレス一眼からコンデジに持ち替えてズーム。
「タレ目の猫ちゃんのような模様が大好きです🥰」
「もういいですか?」と言うかのようにして、飛び立って行きました。(ありがとう!)
ヒメウツギに短時間止まった瞬間画像です。(なかなか上手くいかなくて没多数💦)
この角度で撮れたらもう大満足です(^^)v
大体はこんな感じで「埋もれて」吸蜜します。
お!ルリタテハも止まってくれました。
吸蜜行動はありませんでしたが、しばらくの間静かに翅を休めていました。
「アカタテハ」もやってきてくれました。
この後、少し薄暗い皆も近くの葉へ移動して何分間も休んでいました。
私自身は草むらに膝を立てて休みつつ、蝶たちがやってくるを待ちます🥰
撮影している時には「アカタテハ」にしか目が行かず「ダイミョウセセリ」が後ろで
並んでいることに気づきませんでした。
なかなか珍しいシーンです。 もう少し明るかったらなぁ。
開けた里山です。
ウスバシロチョウは、ほぼこの写真の枠内で自由に飛び回っています。
手で触れそうなくらいまで近づいてきたり、立木の天辺まで舞い上がってはヒラヒラと
舞い降りてくる姿は実に優雅です。
バイクだと多少の細道でも気軽に走ったり、止まったりできるので最高の相棒です。
じーっと蝶を待つ私の姿を車から見ていた「バードウォッチャー」の方が降りてきて
「何を撮っておられるんですか?」と声をかけてくれたので、「ウスバシロチョウ」とい
う、この時期にしか見られない蝶を狙っているんです。と答えました。
初めて聞く蝶の名前だったようで、蝶を指さすと「一つ勉強になった!」と笑顔で反応
してくれました。なかなか止まってくれないので撮影は断念されたようです😀
「サンコウチョウ」という綺麗な鳥を撮りに来られていたようです。
私は「レンズ沼」に引き摺り込まれるのが怖いので「鳥」は声だけを楽しみます。