「ニオイスミレ」が咲き出しました。

No.1510

 

 夕方に陽が沈む1時間前くらいからしか「陽が当たらない」家の北側、それも

砂利で固く敷き詰められた家の土台(コンクリート)の側で健気に咲いていたのを

掘ってきて鉢に植えてみたのが始まりでした。

 

 あれよあれよと株が増え、咲き方が「懸崖」の様に綺麗に咲いた鉢を複数の友人

に上げてもまだまだプランター(複数)ではち切れています。

本当に丈夫です!夏の暑さには弱いのですが、冬の寒さはびくともしません。

 

 この数日間で独特の「赤紫」色の「香りの良い」花が首を出し始めました😀

 

 

 増え方としては「ランナー」を次々と伸ばし、先々で根を出して定着します。

また、タネもできますのでそれでまた増えます。

そしてもっと効果的だと言われている「閉鎖花:咲かずに結実する」によって種を

作り、それを「アリさん🐜」を誘引して運んでもらうことにより、遠くへと定着範囲を

広げて増えます。

(オールバックにするみたいに葉をめくると・・・たっくさんの種袋を見られます。)

 

 4月ごろには花が終わり、今度は葉っぱが青々と茂り始めます。

夏になると「ツマグロヒョウモン」のお母さんが、このスミレの葉に卵を産みに

やってきます。

そうなんです! スミレ系の葉は、この蝶の「食草」なんですよ🐛🐛🐛。

黒い地に赤いラインの入った毛虫が美味しそうに食べてくれます。

それほどたくさんは食べないので、枯れてしまうことはありません。

毛虫の姿が目に入らなくなると・・・蛹ができて、ある日ここで生まれ育った

蝶が数日間飛び交ってくれます。 

近寄ってもすぐに逃げないので、可愛くてたまりません🥰