№1379
しばらく前に玄関横においてある「ニオイスミレ」の鉢の外に、「黒くて丸いフン」
が幾つも転がっているので・・・「どこかに毛虫がいるな?」と探したら・・・
この子を含め4匹ほど見つけました。
図鑑を見たら「ツマグロヒョウモン」の幼虫のようでした。
詳しい方は毛虫の段階から「何々蝶」「何々蛾」って分かるようですね(^_^;)
しばらくしたら姿が見えなくなりました。
葉をめくってみたら「サナギ」になっていることが分かりました。
思ったよりもスミレの葉は食べられておらず、全滅覚悟でいたのですが大丈夫でした。
そして一昨日のことでした。
門の扉格子に頼りなさげに「ツマグロヒョウモン・メス」が止まっていました。
この蝶のすぐ下にニオイスミレの大きな鉢植えがあります。
しばらくじっとしていましたが、私が更に近づいて取ろうとしたら・・・
元気に羽ばたいて2階の方へと飛び去っていきました。
自分ちの庭で発生し、そして羽化してくれたことが嬉しくて(^^)
レモンの木にナミアゲハ、ユリの葉にルリタテハの幼虫がいたのですが、特別に保護は
していないのでそのままにしていたら・・・いつの間にか居なくなっていました(T_T)
蝶が無事に羽化して飛び回れる可能性って、調べによると蝶にもよりますが・・・
ほぼ1%以下(0.6%)なのだそうです。
100匹の毛虫が居ても・・・一羽も蝶になれずに終わる💧 せつないです。
ハチによる寄生、カマキリ、カメムシ、ウィルス、鳥の餌食・・・・。
なので、元気に飛んでいる姿が見られるのは、視点を変えてみると「奇跡」に近い姿
といえます。
自然の摂理は、微妙なバランスで成り立っています。
人間の観点から「部分だけを見て感情的になる」事は、全体から見たら「誤り」です。
私達ができることは、きっと「自然の摂理が正常に行き渡るように」自然の保護や管理
を行うことかも知れません。