庭から羽化した蝶

№1379

 

 しばらく前に玄関横においてある「ニオイスミレ」の鉢の外に、「黒くて丸いフン」

が幾つも転がっているので・・・「どこかに毛虫がいるな?」と探したら・・・

この子を含め4匹ほど見つけました。

図鑑を見たら「ツマグロヒョウモン」の幼虫のようでした。

詳しい方は毛虫の段階から「何々蝶」「何々蛾」って分かるようですね(^_^;)

 

f:id:masatdm1951:20211009110019j:plain

 

しばらくしたら姿が見えなくなりました。

葉をめくってみたら「サナギ」になっていることが分かりました。

思ったよりもスミレの葉は食べられておらず、全滅覚悟でいたのですが大丈夫でした。

 

f:id:masatdm1951:20211008075235j:plain

 

そして一昨日のことでした。

門の扉格子に頼りなさげに「ツマグロヒョウモン・メス」が止まっていました。

この蝶のすぐ下にニオイスミレの大きな鉢植えがあります。

しばらくじっとしていましたが、私が更に近づいて取ろうとしたら・・・

元気に羽ばたいて2階の方へと飛び去っていきました。

 

自分ちの庭で発生し、そして羽化してくれたことが嬉しくて(^^)

 

レモンの木にナミアゲハ、ユリの葉にルリタテハの幼虫がいたのですが、特別に保護は

していないのでそのままにしていたら・・・いつの間にか居なくなっていました(T_T)

蝶が無事に羽化して飛び回れる可能性って、調べによると蝶にもよりますが・・・

ほぼ1%以下(0.6%)なのだそうです。

100匹の毛虫が居ても・・・一羽も蝶になれずに終わる💧  せつないです。

 

ハチによる寄生、カマキリ、カメムシ、ウィルス、鳥の餌食・・・・。

なので、元気に飛んでいる姿が見られるのは、視点を変えてみると「奇跡」に近い姿

といえます。

自然の摂理は、微妙なバランスで成り立っています。

人間の観点から「部分だけを見て感情的になる」事は、全体から見たら「誤り」です。

私達ができることは、きっと「自然の摂理が正常に行き渡るように」自然の保護や管理

を行うことかも知れません。