No.1505
温泉には入りたいものの年々変化していく体型が気になって、もう他人の目に体を
晒したく無い・・そういう妻。
そんな状況を優しい息子が察知し、妻には秘密にして彼と一緒に「貸切風呂」を営業
しているいくつかの旅館やホテルを検索しました。
調べてみると価格も貸切風呂の個数も様々でした。
予約が出来るところもあれば、実際に行ってみての状況によって入れたり、何時間か
待たされたりと、不確定要素がいっぱいでした。
「予約」しちゃうと、到着時間が変わったり急に行けなくなったりするリスクが大きい
ので、とにかく行ってみて交渉!ということになりました。
行き先は群馬県「草津温泉」です!
草津には何度も行っているのに、実際に温泉に入ったのは大分以前のことです。
せっかく温泉地に行っているのに、もったいない限りですね😅
「関越道」で「渋川伊香保」まで行き、途中開通している「上信自動車道」に乗り
ハイスペースで「八ッ場ダム」に行けます。
(渋川市内から中之条までの細い道を回避できます。)
遠い先の話ですが、やがては東御市へと抜けるようです。草津や嬬恋、さらには
北軽井沢方面へのアクセスが良くなります。
こんな感じです。(中之条方面へ走っています。)
妻はまだどこへ向かっているのか分かっていません。😃
【道の駅 八ッ場ふるさと館】に着きました。
この駅の農産直売は結構良い物が多く、必ず何かしら買っています。
今回は「嬬恋キャベツ」「りんご」「とうもろこし」「ナス」などなどとても新鮮な
ものばかりでした。 「山崎ショップ」では定番の「豆大福」もゲット!
かつての大雨をプレオープンだった「八ッ場ダム」がしっかりと抑えてくれ、大災害
を回避できました。建設反対を旗印にしていた当時の政府がもし存続していたとしたら
それこそ記録的な大災害になっていたかもしれません。
このダムを見るとダムに向かって「本当にありがとうね」って思います。
とても広い【西の河原駐車場】に着きました。
2時間500円で、超過は150円/1時間です。
位置的には湯畑から遠く見えますが、生活道路を使ってショートカットするとまるで
ワープしたかのように直ぐに降りていけるんです(^^)v
道脇に今まで見たことのない可愛い「秋明菊」が咲いていました。
本当に可愛い💕
道を間違えちゃったおかげで「秋海棠」にまで会えました。
「湯畑」に到着です。
硫黄の匂いが大好きな私は「確かに私は今、草津にいる!」ってしみじみと喜んで
しまいました。
気温が高いので、かなり高温なはずのお湯からの湯気が見えません。
(真夏の陽気にきたことがなかったので驚きました!)
もうすっかりススキが風になびき、秋が深まっている事を感じます。
湯畑を考案した人は本当に賢いです!
高温な温泉を浅く広く空気に晒す事で、かなり温度を下げられますし、下流に向かって
高低差の角度が「0.6度」しかないのですが、これが凄いことに「湯の花採取量」が
最も高効率なのだそうです。
ここで温度を下げたお湯は各施設へと運ばれるのだそうです。
湧出量の多い草津は、湧出量の少ない各地の温泉場の垂涎の地となっています。
(特に伊香保温泉は湧出量が少なく、源泉の権利を持つ件数も少ないようです>)
午前11時から開くはずの「猫も働くホテル?」の「中村家」さんに入り、誰も
いなかったので11時まで待っていました。
さっそく「ニャルソック隊員の一人?」に会えました。
結論として「今日は休館」になってしまったようです。(ネットでは知り得なかった)
他に下調べしてきた温泉施設やホテルを当たりましたが、午後の2時からだったり、
空くのが3時半以降などなど、結局「総はずれ」でした。
3人の会話の中では「私(妻)は入らなくていいから、二人は貸切じゃない温泉に行き
楽しんでくれば?」という話題になり、「いやいや、今日はお母さんをゆったりと温泉
に入れて上げたくて来たんだから、もう少し当たってみよう!?」
となり、下の地図の赤丸の【するがや旅館】さんに入ってみました。
HPはこれです!
お土産屋さんと貸切風呂、素泊まりを営業されています。
「豆柴ぬいぐるみ」がまず目に入る素敵なお店です。
一人1000円、そして貸切料金が1000円。
3人でしたから4000円でした。 入浴時間は1時間以内です。
HPでも分かるように、お店の右の入り口が旅館の入り口です。
幸い誰も借りていなかったので、一番広い「だいこくの湯」を借りました。
貸切風呂は3つ。 面白いことに「厳選」が異なるんです。
私たちは「湯畑」が源泉のお風呂でした。
比較する大きさのものがないので、一眼では大きさがわからないかも。
6人が同時に入っても足を伸ばして入れる深さは60cmほどの「掛け流しのお湯」
でした。少し塩分を感じる柔らかなお湯でした。
シャワーは三つ、タオルとバスタオルは無料貸与でした。
温度は恐らく42〜43℃だと思います。
この豊かなお湯を「打たせ湯」にして目を瞑っていると・・・眠くなって来ました(^^)
ゆったりと何度も出入りしたり体を洗ってもせいぜい30分。
上限の1時間よりも30分も早く上がりました。
女将さんから「あら、まだたっぷり時間があるのに😃」と言われました。
本当におすすめの「貸切風呂」です。
もっと早くから知っていたら良かったのにと後悔しています。
何度もこの旅館の前を歩いているのに、気持ちがそっちに向いていないと視界に入って
いても「認識」に至らないんですね💦
「だんべえ茶屋」でネギマの大きな串焼きを頬張りながら歩き、坂の途中のベンチで
一休み。 松の根元の可愛い秋明菊にまた会えました。
とても絵になるのでパチリ!
この後「キッチン うた笑ん(きっちん うたえん)さん」でソフクリを食べて、
急坂を頑張って(妻の背中を押しながら)一気に登り切り駐車場へ。
途中「マツムシソウ」にも会えました。
関越道の「上里SA」で荻野屋さんの釜飯を買い、本線に戻ったら「花園を頭に渋滞
8km」とあり、急遽「本庄児玉」で降りて、下道をトロトロ走って「嵐山小川」から
再度関越道に乗り、やっと帰宅でsきました。
念願だった「妻を温泉に入れる!」が叶って俺しい一日でした。