No.1506
毎年9月の末が近づくと、ある蝶のことが気になり「心が騒ぎ立つ」様になります。
それは「旅する蝶アサギマダラ」です。
どこにでもいるような蝶ではなく、気候の変化と共に移動し吸蜜のターゲットとなる
「ヒヨドリバナ」や「フジバカマ」の生えている場所を選んで移動します。
自宅近くの低山でも見かける日がありましたが、もうほとんど「奇跡的な出会い」に
等しいようなタイミングでしか会えません。
数年前に10月に入ってからでしたが「コウヤボウキ」の花に数頭の大きな個体の
アサギマダラがいることに気づき、翌日にも行ったのですが全く姿は見出せません
でした。 その日、その時だけの嬉しい出来事でした。
2019/10に出会えた時のブログへ。 (クリックしてね😃)
今回急に「赤城自然園」に行こう!と思ったのは、前日にアサギマダラが私に
「今ならまだいるから会いに来て🦋」と呼んでいる気がしてならなかったんです。
奥様もお誘いし、翌日は朝早く出かけてまずは「川場田園プラザ」に行って新鮮で
とても安い農産物を買い、それから赤城自然園へ行こう!となりました。
(歯ごたえの良いリンゴ、大量なのに安いキュウリやナスをたくさん購入)
直売所とおにぎり屋さんは9時開店ですが、他の店は10時から11時なので直ぐに
また沼田インターに戻り、赤城ICを目指しました。
平日プラスさほど良い天気ではないせいか、駐車場はガラガラでした。
じつは関越を北に向かって走っている時には、結構な雨粒がフロントガラスを濡らして
いたのですが、それ以降は一度も雨は降りませんでした。薄日も差し気温も上昇して
来ました。
(この後、もっと近い場所の駐車場も会いていたので移動しました。)
入場料は普通は1000円ですが、JAF会員証を持っていると100円引きに。
アサギマダラに会えるか会えないかまだ分かりません。
入って直ぐの場所の「イヌサフラン」の夢のようなピンクにまずは癒されました😃
園内にたくさん咲いていた「ツリフネソウ」。
そろそろ花も終わりそうですね。
同じ場所に咲いている「キツリフネ」。
花の色違いだけでなく葉の形も違っていることに気づきました。
キツリフネの方が「ギザギザ」しています。
セゾンガーデンの少し上の方に「展望台」がありますが、その手前の道脇に、小規模
ですが藤袴が生えています。木立が上に被さるおかげで花期が少し長いようです。
毎年この場所で「その年初めての出会い」がある、期待心膨らむ場所です!
一頭目!!\(^-^)/ 会えました!
手を伸ばせば触れるほど近い場所で吸蜜しています。
近づく気配を見せただけでも飛び去る他の蝶に比べて、じつに優雅で大人しくて・・
一気に気持ちが「アサギマダラ LOVE❤️」になります。
本当に美しい姿です。
一頭見つけてから数が次第に増えてきたことに気づきました。
一緒に見ていた人たちも驚き「これは凄い!」と声に出していました。
実際数えてみたら10数頭が乱舞しています。
「縄張り争い」など存在しない、むしろ分け合って吸蜜する姿も素敵でした。
ヒョウモンチョウたちはあちらこちらで「追い払い行動」していたので、その違いが
一層引き立って見えました😍
「アザミ」も好きな花のようですね。
「マツムシソウ」もそろそろ終わりです。
高原の素敵な青紫色の花です。大好きな花の一つです。
「お花畑」から少し林に入った場所に2頭だけ寄り添うように止まっていました。
羽ばたいて飛び上がってはまた降りてきて側にピタリ。
「サラシナショウマ」も好きなようですね。
この季節になると花も少なくなってくるので、自然界は優しくて厳しい世界です。
本当にシェアをしているようで、争っている姿は一度も見れませんでした。
どうやら左が♀で、右が♂のようです。(翅の下端に黒っぽい丸⚫️があるのがオス)
今度は3頭でシェア😃
本当に珍しいシーンです!
何頭写っているか数えてみてね(^_−)−☆
写真に日付が無いものは「SONY α6000」。
日付入りが「Canon IXY650」です。
この写真は被写体から3mほど離れた場所からZOOMして撮っています。
遠距離からのズーム撮影が得意なカメラのようです。手ぶれ補正もよく効いています。
奥様が足腰の痛みを訴えたので、今回は園の1/4程度しか歩けませんでした。
でも今までで一番集中的にアサギマダラに会えました。
アサギマダラに呼ばれた気がしたのは「気のせい」ではありませんでした!
元気でまた南の国へ移動してね。