№1020
【写真はクリックして頂くと、大きなサイズでご覧いただけます。】
「どうしようかなぁ・・行きたいけれど遠いしなぁ・・💧」
「途中で具合が悪くなったらどうしよう・・」などなど心配もありましたが、
ココは覚悟を決めて? 出掛けることにしました!
私と家内が各々「自分のお弁当」を作り、お茶もポットに入れて出掛けることに
しました。
(私の弁当は、ピーマンと卵の「醤油炒り玉」をご飯の上に乗っけた物と、冷蔵庫の
中の残っているオカズを詰めました(^^)
弁当は茶色い方が美味しい(^o^)v)
関越道 ➜ 上信越道 ➜ 小諸ICで降り ➜ 湯の丸高原(地蔵峠) ➜池ノ平
湿原(花を観察するために登山) ➜ 嬬恋のパノラマライン ➜ 草津温泉 ➜
六合村 ➜ 道の駅:八ッ場ふるさと館 ➜ 渋川伊香保IC ➜ 自宅
今日の上信越道は片側車線が工事中の区間が多く、平日でなかったら大渋滞だった
ことでしょう!
いつも霧にやられる「軽井沢」から「佐久平」までの区間も、今日はスッキリとした
冷たい空気が立ち込め、視界は良好でした。(気温は14℃表示)
今日は山道を走るので、車は「パジェロミニ」にしました!(^^)
道順は何度も行っているので、無駄なく走ることが出来ました。
小粒のリンゴがもう実っている林檎畑の脇を、どんどん登って行きます!
気温はますます涼しくなり、窓を開けると「寒い」くらいに下がっています。
「地蔵峠」をすぐに右折して、池ノ平湿原へと更に登って行きます。
全線「舗装道路」なので、普通の車でも十分に行くことが出来ます。
着きました!
10:30着! 結構な台数が既に停まっていました。
駐車料金500円を支払い、駐車場の奥へ。
(私が登山中に家内は車の中でお昼寝(^^)、だから、他の人に覗かれないため(^^))
では早速登って行きましょう\(^o^)/
スニーカーに、妻からもらった黒タイツ、ランニング用半ズボン、半袖のスクラブの上
にヤッケっぽい上着・・・気温が12,3℃前後なので丁度良かったです。
心の中では「もう来れないかなぁ・・シッカリと見ておきたい!」という熱い想いが
込み上げて来て、登る足にに力が入りました(^^)
いよいよ登り始めます。 花の様子はどうでしょうか?
湿原は最後にしましょう!
この登山口から登る人は最後まで、誰もいませんでした。
このコースです。時間にして1時間半ほどでした。
車で待たせているので急いでの登山でした💦
さぁ、登りますよ\(^o^)/
思っていたよりも季節が早く、緑が少ないようです。
なので「カラマツソウ」「グンナイフウロ」などは、草その物を見つけることが出来ま
せんでした💦
ココに初めて訪れた際に、この【ヤマドリゼンマイ】の群生に驚きました!
子供の頃に山菜をよく採りに行きましたが、このゼンマイはゼンマイの中でも「質の
悪い」物として、摂ることはありませんでした💧
でも、市販されている「水煮ゼンマイ」の殆どが、このゼンマイなのだそうです。
今日立ち寄った「道の駅 六合」で売っていた「本物のゼンマイ」は乾燥させたもので
すが・・・スマホ程度の小さな袋にアッサリと入った物が「1,080円」してました!😅
やはり品質そのものが値段の差になっていますね(^_-)
2,000mを超える山の上で頑張っています!
今回一番!目にすることが多かった【ミツバオウレン】。
今が花盛りでした😍
数度季節を変えて訪ねていますが、この花を見たは初めてです!
黄色いシベが可愛い花ですね。 三つ葉を地面に広げ、細い軸をツーンと伸ばして
楚々と咲く花の雰囲気が良いです😍
今が盛りの【イワカガミ】。
緑の葉が敷き詰められた林の中に、甘く優しい景色を作ってくれていました。
たくさん撮りました(^^)
ミツバオウレンの花とハート型の葉の【マイズルソウ】。
よく見るとイワカガミって、珍しい花の作りですね😍
み〜んな「しゃがんで」撮りました。
花との距離が縮まって、嬉しい限りです😍
だ〜れも後ろから来ません。
ゆっくりゆっくり先へ進みます。 見損なった花が無いように(^o^)v
うわ! 日向のヤマドリゼンマイは威力が違います! 元気!
登山道はきちんとロープで仕切られているので、林の中に入る事は出来ません。
なので、ズーム専用カメラと手元を撮れる標準レンズカメラの2台があると便利です。
今回ズーム用に「SONYα65」を、手元用や接写用に「Nikon D3100」と、IXY650を
使いました。(スマホは落とすと悲惨なので持ち込まず。)
待望の【マイヅルソウ】!
結論としては・・・1週間「早かった!」感じです。
何万本もある株数の中で、咲いていた株は数本だけでした。
でもこの蕾も魅力的です。😍 初めて訪ねた時には、見ているはずなのにこの花の
存在に気づきませんでした💧 何ともったいないことを💧
それは7月の半ばでしたから、既に終わっていたんですね〜。
可愛い!💕
所々で出会えた【ツバメオモト】。
とにかく真っ白な花が素敵💕
日陰の林の中はマイズルソウに覆い尽くされています。
もうすぐ林の中は、マイズルソウの可憐な白い花で賑わうことでしょう🎵
マイズルソウもイワカガミも、歩道のすぐそばで咲いているので自然に歩みが
「ゆっくり」になります(^^)
マイズルソウのハート型の葉っぱが一面に!
枯木の側にイワカガミの群生。
何時間でも座って見ていられる大好きな高山植物たち🎵
眼を皿のようにして探した【開花しているマイヅルソウ】。
見つけました\(^o^)/
もう少しだけアップ! 白くて小さな花は・・・カメラにとっては苦手な被写体(^_^;)
咲いたばかりの初々しいマイズルソウでした。
木陰から少しだけ日向側の個体でした。(^^)
少しづつ視界が広がりました。
でも今日は富士山は無理かなぁ?
この日はまだ早い時期のようで、個体数は10個くらいしか見つけられませんでした。
【ツマトリソウ】ですね😍 蕾もまた可愛い山の花ですね。
見た目には多年草というよりも、シッカリとした低木のような雰囲気があります。
キレイな6弁花。
視界が急に明るくなり、頭上の雲も切れてくれました😍
私って「晴れ男」かな?(^^)
眼科の市街地もよく見えます。
湿原の様子もハッキリと見えてきました!
体感的には動いているので「24度位の暖かさ」です💕
林家道の湿り気とは反対に、空気の湿気が少なくてとても快適です🎵
お!固まってツバメオモトが咲いていました!
葉っぱの佇まいが「万年青:おもと」らしくて、先端の純白の花が眩しいです🌟
見ていてとっても幸せを感じます♡(^^)🎵〜
レンゲツツジはこの山ではまだ蕾でした。
湯の丸高原では「つつじ祭り」が催されていましたので、開花しているようです。
車にストックを一本だけですが、乗せたままにしておいたお陰で楽に上り下りが
出来ました。 有ると無いとでは大きく違います!
大きな石の上や脇を歩くので、コケないようにバランスを取りながら呼吸も整えながら
先へ進みます。
このルートには、とにかく「マイズルソウ」「イワカガミ」「ツバメオモト」が満載
なので、ソレを楽しみたい方は私と同じルートを先に歩くことをオススメします。
先に湿原から始めると、後半は全てが登る傾向に生るので疲れるかも知れませんので。
ツバメオモトを見た後に、足元を見たら・・・
とっても小さな小さな【カラマツの雌花】が咲いていました。
小さな木でしたけど、すっかり大人の準備ができている様子ですね(^^)
果物の実に見えます😍
この日一本だけしか見つけられなかった「シロバナエンレイソウ」。
花の無い個体も全然見当たらず。
この標高や気象が合わないのかなぁ?
ココは少しジメッとした暗がりの森の中。
ココにもマイズルソウのハート型の葉がたくさん生えています。
ピグミーの森を抜けると一気に視界が開けます!
道の明るさと、歩いている道の楽しさを感じて欲しくて、イワカガミを入れてしゃがん
で撮ってみました(^^)
こんな瞬間が、お腹の不調や体力の低下などを「忘れさせて」くれます\(^o^)/🎵
私にとって花の山は「オアシス」でもあり「天国🌸」でもありますね〜😍
今回は北アルプス側が雲いっぱいなので【見晴岳】には登らずに、湿原へと降りること
にしました。
長野県らしい景色が広がります!
ガスった日には全く見えないこの景色。
晴れてくれただけでもありがたいです(^^)
季節的に早いかなぁ?と心配になりましたが・・・
高山植物の女王とも呼ばれる【コマクサ】は、咲いていました!🌸\(^o^)/🌸
この様に荒れた砂礫、強い風が吹き寄せられる場所を好んで生息しています。
保護の目的と安全の確保のために人間は立ち入ることは出来ません。❌❌
望遠レンズを付けたカメラを持ってきた理由の一つは、この駒草を撮るためです(^o^)v
居場所から10m,20m、30mと、遠ざかるほどに大株があり、花をきっちりと
撮影するには300mmは必須かもしれません。
これは標準レンズでの最大。
全体の様子がわかるのでこれはこれで大正解⭕
晴れていれば北アルプスが見えるのですが💦
駒草と同じような場所に咲き、「白」を輝かせている【クモマナズナ】。
(ミヤマハタザオかも知れません。)
最初にココに来た場所と同じ場所に今年も咲いていました。
風当たりが強いためか背丈は低く、更に身を低くするように斜めに生えています。
この花も駒草同様に美しく感じます🎵
20mほど先のコマクサ。
じつは・・この写真はIXY650の「デジタルズーム」を最大にして撮ったもの。
絶対にボケボケだったり、荒れた写真しか撮れないだろうと思っていましたが・・
意外や意外!!イチデジと大差ない写真が撮れました(^o^)v
以降はSONYα65のデジイチ写真です。
時間と体力の都合で、もっと大きな規模で楽しめる「三方ヶ峰のコマクサ園」は今回は
見送りました。
湿原全体をゆっくりと足元の花を探しながら楽しむためには・・
3〜4時間は欲しいです。
これから本格的な夏に向かうと、花の数も種類も増えてくるので時間がいくらあっても
足りないかも😍 欲を言えば一泊して、2日に渡って楽しみたいところです🎵
峰沿いの道から湿原へと降りていきましょう。
少しだけ木陰になる場所には、こうしてミツバオウレンが咲き誇っています。
マイズルソウも後に従うかのように😍
日当たりの良い場所に咲くミツバオウレンは、木陰のとは少しだけ色合いが異なり
ます。 花びらも少し赤みが差し、シベの色形もクッキリしています。
結構な美人さんですね😍
苔むした枯木の上には薄っすらと土が被り、そこには小さな植物たちが「花園」を
形成しています。
横から撮ってみるとその可憐さが一層引き立って見えます😍💕
イワカガミの赤が映えますね🌸
木の階段のすぐ脇に咲いていた【ツマトリソウ】。
本当に小さな株なので、花が大きく見えて実に爽やかな「笑顔(^^)」です。
開花したものと蕾がセットになっている姿が愛らしいです。
「鏡池」が見えてきました!
全体としては乾燥気味の湿原に有って、この池は大変貴重です。
この木道を進んでいけば駐車場へと繋がっています。
もう帰るのだ・・そう思うと残念な気持ちも湧き上がってきます。
でもたくさんの花と出会えたことを喜びとします(^^)
木道から湿地帯を見ていて・・
「あれ? これはなんだろう?」と思える物体が、広範囲に存在していました!
後で調べてみたら・・・【ハナゴケ】だと分かりました。
気になることがあります!
それは・・・写真でも分かるように「小笹」が年々増えてきていて、更に湿原の乾燥化
が進んでいるように思えるのです。
他の湿地帯特有の花が姿を消し、更には他の高山植物も笹に覆い隠されて姿を消すので
はないか?という点です。
笹だけに効く除草剤など無いし、果たして「自然に変化する自然?」を人が変えて良い
のだろうか?ということも有るし・・・手を加えて刈払ったり引き抜くことにしても
規模が大きいので果たして可能なのか?
なかなか難しい問題ですね😅
標高2000mの上にはスミレがまだ咲いています。
もうスッカリ忘れたスミレの姿を見て、山の季節は平地の数カ月後の季節なのだ!と
実感しました(^^)
大好きな「ヤナギラン」「カラマツソウ」「マツムシソウ」が咲く季節にまた来たい!
そのためには元気でいなくっちゃ!
そう励まされた今回の花の旅でした(^^)🌸
駐車場へ戻って、狭い車の中でしたが用意してきた弁当を食べました。
出先で食べる弁当って、どうしてこうも美味しいのでしょう!(^^)
美味しくて箸が止まりませんでした(^o^)v やはり外に出るのは身体に合ってます!
帰りは来た道とは反対側の「嬬恋」「草津」方面へと降りていきました。
長野・群馬県道94号線(東御嬬恋線)は、長野県側はそのままですが、群馬県側は
数年前に改修されて、実に快適な峠越えの道になりました。
観光用のためにも道脇に広い駐車場が複数あって、ツツジの花や滝を楽しめる快走路
でした。
咲き始めたレンゲツツジを道路から撮りました。
もっともっとオレンジ色の斜面に生ることでしょう!
「快走路」と言えば「パノラマライン」を忘れることが出来ません。
そしてこの場所は有名ですよね(^_-)
ただね、ネーミングがちょっと「こっ恥ずかしい😅」のよねぇ。
「ぼっち」にも「妻帯者」にとっても降り立って鐘を鳴らすなんて・・恥ずかしくて💦
だから看板と浅間山の姿だけ撮って去りましょう! 🚙💨💨
広大なキャベツ畑も有名な「嬬恋高原」、本当に開けた良い場所です!
草津を通り抜け、六合村の道の駅で野菜とジュースを買って、
「道の駅 八ッ場ふるさと館」で一休み。
野菜と饅頭と漬物を買って・・・ソフトを食べて🍦(^^)
澄み切った青空を味わって・・・。
ひたすら渋川へ向けて走行!
「渋川・伊香保IC」から乗って、帰宅しました。
すごく珍しいことに・・・普段10km/リットルしか走らない大飯食らいのパジェロ
ミニ君が、今回は何と!! 13,6km/リットルも走りました!(^o^)v
群馬県や長野県は、埼玉県のガソリン価格よりも10円ほど高いので、何としてでも
埼玉までは頑張って無給油で戻りたいのです💦
ソレに十分に応えてくれました。(^o^)v