№1148(良いシワ?😅)
(今回もマニアックな記事です。 備忘録として。)
昨年末にヤフオクで落とした「松下 真空管ラジオ」ですが・・・
いろいろ中身を調べていたら、流石に60年以上前の部品は交換した方が・・・
そう思って、代替になる部品を秋葉原の部品店の「通販サイト」で探し、注文を
しました。(なんと!年末の多忙な中、2日めには届きました!(^o^)v)
「千石電商」「秋月電子」は、電子関係の仕事の現役中に馴染みのお店です(^^)
どのお店が「何が得意分野で、何が不得意なのか?」も分かっています。
そこで2店舗に頼みました(^^)
早速、明らかに役目をしてい無さそうな部品を取り替えました。
昔のラジオって「手配線」なので、社員がハンダゴテやピンセットやニッパーを使って
一所懸命に作ったんだろうなぁ・・そんな作業風景が見えてきます(^^)
意外に「汚い配線💦」です!😅
しかもとってもマニアックで、どれだけ小さくできるか!それに挑戦しているような
「やっつけ仕事」にも見えてきます。
(何しろ真空管の空きピンに相当するソケットを、中継端子に使ってるのでやたら複雑
にもなっています💧)
緑色の四角い部品が、今回買った耐圧450vのコンデンサです。
どこに付いていたかを忘れないように、片方の線を外しては新しい物をはんだ付けし、
その後に残りを外して新しいものに付け替えます。
足に履いている?黒いチューブは「絶縁する為の物」です。
剥き出しは怖いですもんね😱
何だかオイルが滲んだ車の中身を見ている気がしてきます(^_^;)
とにかく隙間がないので大変です💦
左側の「大きな茶色い部品」は、本当はもっと小さな物がいいのですが、買った物が
ちょうど余ったので使いました。
元々の配線は、大丈夫そうなので今回は触らないことにしました(^^)
コンデンサって結構あっちこっちに使われてるんですよねぇ。
今回ダメだった部品の数々です。
新品がもし有ったとしても、60年前の技術でできたコンデンサーと性能が全く違う
物もあるのです。 昔はパラフィン(蝋)が多用されていました。
なので触ると蝋特有のワックス感が指に残ります。
着火した際には「良く燃える🔥」部品です😅
ボリュームはもう中身が磨り減って役を成していませんでした。
そしてこれがいちばん重要な場所にある部品!
【複数入りの電解コンデンサ】です。
この部品は200Vを超える場所にあって、交流成分を極力無くして「直流」に近い
「きれいな電源」にするための「平滑(へいかつ)コンデンサ」とも呼ばれています。
これが駄目になると、音が出たとしても「ブーン!」
「ボソボソ!バリバリ!」と、放送の中の言葉も音楽も
まともに聴けなくなりますし、壊れる恐れがあります。
ですが・・・昔は小さなスペースに入れることに熱中したのでしょうか?
当時はどこでも有ったであろうこの「複合コンデンサ」は、今はありません💧
中身の「容量値:MFD(マイクロファラッド)」の組み合わせ自体存在しません。
じつは・・余り容量を大きなものにしてしまうと・・・(例えば1000MFDとか)
交流の100Vから直流に変える「整流管」という真空管が「壊れて」しまうんです。
なので今回は、中古品も怪しいので探すのを諦めて・・・・
それぞれ「個別のコンデンサ」を組み合わせることにしました。
3個入っていた物でしたので、3個個別のコンデンサを使います。
こんな感じに\(^o^)/
隙間を探すだけでも大変💧
短い選は追加して、絶縁は「ストローを切って」縛ればオッケー(^o^)v
有るものを活用しましょう!
ついでに、使っていた回路の抵抗が死んでいたので回路変更して他のメーカーの回路と
同じ回路にしました。
とにかく電気は「良く配線をチェックして!」「再確認して!」それから電源を入れな
いと・・・
一瞬で!💣ドカーン! 🔥🔥・・・_| ̄|○💧
となりかねないので、まずはこの状態のまま入念に配線チェックをします。
回路図の紙が「風化」してしまい分からないことと、ネット上にも無いので・・・
念の為に実際の配線を「ブザーチェッカー:繋がっていれば鳴る」を作って、それで
細かにチェックします。(電子ブザーは注文中!)
何だか「もう使わないから捨てよう!」と、手持ちの抵抗やらコンデンサやら、クズ
の配線も、基板やICなどを気持ちよく捨てた自分が情けないです💧
でも、電気を弄るのもこのラジオたちで止めようと思います。(^^)
音がちゃんと出たら珈琲でも淹れて、大陸からの短波放送でも聴きましょう!(^^)
それにしても、この面倒くさい作業が楽しくて😍
やはり電気が「好きなんだなぁ」ってしみじみ思います。
一度好きになったものは・・捨てては駄目ですね(^_-)-☆
物も「人」も(^_^;)