№1158
大雪の恐れがありましたが目覚めたら「雨」でしたので一安心です(^^)
息子の夜勤帰りの道のりが30km近いので、降ったら大変なのです😱☃
それでも、わずか200mほどの山の木々が真っ白になっているので、あと少し気温が
低かったらきっと平地でも積雪したでしょうね。
このところ晴れる日がほとんど無くて、おまけに寒いのでどうしても外出は買い物に
行く程度になっています。(暖かな日差しの中を走りたいなぁ😁)
ということで・・・
室内で楽しめるもの・・・・
私はゲームもTVを見るのも余り好きではないので、やはり「ラジオを弄る」
事に時間を用いました(^^)
気になっていた「改造」をやってみました。
今回は「どうも音が固くて聴きづらいなぁ」「どうも感度が悪くて困ったなぁ」の不満
を解決したくて、すぐにバラして試みました。
【トーン回路の追加】
(乾いた音から、曇った音に至るまで可変できる回路)
スピーカーのトランスへ行く信号線に、この回路をぶら下げます。
そうすると・・・音質が変わる「フィルター回路」として働きます。
ボリューム(500kΩ)をゼロにしてしまうと、0.1μFに高電圧が掛かるので
数百ボルトの耐圧が必要になります。
この緑色のコンデンサーが「0.1μF(104)」で、450Vまで耐えられます(^o^)v
シャーシには全く空きスペースが無いので、リアの板に取り付けです(^^)
もう一つの改造です(^^)
【バーアンテナの採用】
とにかく古いラジオには「空芯コイル」と言って、電気的に影響しないプラスチックに
細い電線をグルグル巻いたものしか無く、感度を上げるにはアンテナの長さを増やさ
ないと駄目なのです😝
それを改善したのが「フェライトコア」に細い電線をたくさん巻いた「バーアンテナ」
なんです。(電気的には電線を長く巻き足したのと同じ効果:厳密には違うけど)
元々のコイルに行っている線を外して、その代わりに写真のような物を取り付けます。
なるべく真空管やら電線やらを避けて、雑音低減だけでなく感度を上げたいので離れた
リア板に取り付けました。
コイルを巻いた紙包をフェライトコアに差し込んで、移動させると「感度」が大きく
変化するんです!なので、一番強く聞こえる場所で固定します。
固定はテープや接着剤ではなくて・・・「ローソク」を溶かして留めます。
蝋なら変えたい時にはまた熱すれば溶けますし、電気的には何の反応もしないので
仮固定には最高なのです🎵
で・・・いろいろ試していたら上の写真の固定位置では感度がいまいちでしたので、
フェライト棒の種類も変えて、固定位置も向きも変えて留めました。
これで、電線をお尻から長々と引き回さなくても、結構放送局が今までよりも強く受信
できるようになりました(^o^)v
我が家からは「NHK第一、第二」「TBS」はかなり強く聞こえるのですが、「文化」や
「ニッポン放送」「ラジオ日本」などは、どんなラジオを使っても、信号強度が弱くて
雑音と入り混じってしまいます💦
専用の外部アンテナが張れたら何の問題もないんですけどね(^_-)-☆
一般の「真空管ラジオ」が「ママチャリ」だとすると・・・
「通信機型受信機」と専用アンテナ環境は・・・「ナナハンのバイク」かなぁ?(^^)
何度も書いていますが・・・
私よりも少しだけの「年下のラジオ」たち。
多少壊れていたり、真空管が「ぼけ」ていたりしていても、リフレッシュしてもう一度
「現役」で頑張ってほしい!という思いでジャンクに近いラジオも喜んで直して
います。
程度良く直せたら・・・良心的な価格でヤフオクやメルカリに出品してみようと
思います。
そうそう!これは弄った私が個人的に感じたものですが・・・
「ナショナル」「日立」「シャープ」「東芝」などの、いわゆる大手メーカーの
ラジオよりも「ONKYO」「ビクター」「コロンビア」などのいわゆる「オーディオ」
関係のメーカー製のラジオの方が「音が良く」「出来も良い」です!
回路も基本は同じなのですが、色付け(一部回路の追加や工夫あり)が違うんです。
特に木枠を用いた大きな容れ物に入っているラジオは、音に余裕がありしっとりとした
心地よい音を出してくれます。(あくまでも個人の感想)
・・
・・
・・
・・
というわけで(?)
「ONKYO」
(古くは大阪音響という会社で、創始者は松下のスピーカー製造から独立。)
そのラジオを落札しました。 実はもっと大きな家具調のラジオが出てたのですが・・
競り負けました💧
良心的な出品者から、物が届きました!
ワクワクする瞬間です😍 どんなに古くても驚きません!(^^)
なるほど、なるほど😍
やはり年代物にふさわしい汚れ、割れ、クスミなどがありますね。
すぐにでも電源を入れて掛けてみたいところですが・・・
真空管ラジオに限っては、とても危険なんです。(すでに壊れている事を予想)
全体の容れ物は一体成型なので、黒い部分も外すことは出来ません。
また、上の部分の透明プラスチックは、表面から差し込んだ後に裏側から「熱ごて」で
プラスチックを溶かして固定する方式なので、パネル内のホコリも汚れも取れない状況
です💧
そこで、思いっきり溶着部分を「ノミ」と「トンカチ」で切り離して、後は力づくで
強制的に取り外しました😁💦
でも隅々まで洗剤で洗うことが出来、大満足です(^o^)v
(最終的には上から透明接着剤で固定)
ホコリは付いているものの、数十年経過しているとは思えないほど下地は綺麗です。
電線もまぁまぁ綺麗です。
真空管は一本づつ抜いて(まとめて抜くと後で分からなくなる💧)ソケット部分を綺麗
に掃除します。
このメーカーのラジオは初めてのご対面です。
フロントパネルの「印字」も、埋め込んだ白が剥がれて来ています。
(これは白いクレヨンを何度もすりつけて、埋め込み改善できました🎵)
珍しく「バーアンテナ内蔵機種」ですね。
取り付いている場所が、何ともせせこましい場所ですこと(^_^;)
積もっている汚れはありませんでした。
とってもコンパクト!
コンパクトですが、松下製の物よりもスッキリ配線されています。
コンデンサーの交換も楽でした🎵
シャーシには100Vが直接つながっているので、ツマミを付けないと「ビリビリ!」
と感電する危険性があります😁
安く買っておいた部品たちが良い働きをしてくれます(^^)
元々の部品の1/5にも満たない大きさでも、性能は抜群!
スッキリとしたパネルになりました。
ダイヤル指示棒にブルーのチューブを被せて、見易くなりました。
今はパソコンの隣で鳴っています。
もうすっかり真空管ラジオに慣れちゃいました。
CDや配信による「良すぎる音?」に飽きてきた人が「レコード盤」を聴き始めている
とか?
「ラジコ」や「ワイドFM」の良い音になんだか飽きてきた方は・・・ぜひ!
生の電波を捕まえて、熱い真空管の中をくぐり抜け、スピーカーから聞こえる「生音」
の魅力を感じて欲しいです(^^)