【転院】が決まった!(私の愚痴含む。)

 先の記事⬇ の通り「治療」として出来ることは全て行ない、現在の身体的余力

から考えても『肝臓害度』の評価が【C】なので、もう「抗がん剤新薬」も使用出来る

肝臓の余力も無いのです。

(新薬には使用制限がありました。それは「肝臓害度指定」が【A】よりも良い方向

じゃないと「使用できません!」との決まりがあるのです。恐らくは抗がん剤は癌細胞

だけじゃなく、正常な細胞にも当然ダメージを加えますから、弱っている肝細胞には

とても耐えられない強い働きがあるのでしょう!?」

 

masatdm1951.hatenablog.com

 医師からの説明によると・・・

難しい場所(門脈周囲)に取り巻くように出来ている癌が、比較的薬剤によって動きが

大人しくなり落ち着いていたのですが・・・以前から出来ていた「胆管結石」が胆嚢内

にも出来、それが大きくなって痛みが強くなった際に炎症を起こし、しかも胆嚢自体が

破けて化膿したことで状態が悪くなった。

 その炎症の際に出来た「膿」が、肝臓内に散らばり、ただでさえ力の無くなった肝臓

にさらなるダメージを与え・・・その結果「アルブミン生成」の働きが低下し「腹水」

が溜まる様になり今に至る。

                   ・・・ということなのです。

 

 肝硬変による「アンモニア脳症」で自宅で倒れて運ばれたのが5年前。

定期的に病院で検査をするようになり、ある時に腫瘍マーカーが増えていることから

【肝臓癌】が出来ていることが判りました。

(この時点でも、大学病院に掛かっていて本当に良かったと思いました。

 先端医療で有名な病院であることと、癌や心臓、また血液に関する専門病院だから

 です。)

もし、私達と同居することを拒んでいたら、とっくに今の命は無かった妹なのです。

 

 その時点で「余命1年」と言われていましたが、既に数年が経ちました。

それは、オペが難しい部位ですが様々な手段(技法、薬剤、放射線照射etc.)が

功を奏して、癌は落ち着きを見せ日常生活に何も支障を感じない状態が長く続いて

来たのです。

なので、とても恵まれた癌患者と言えます。

 

 「同居」とは言えど、世帯は別にしています。

そうしないと戸籍的に何かと面倒臭いことが分かっていたからです。

それは大正解でした!

妹と両親(共に既に他界)たちの生活様式は、余りにも不衛生で、しかも思慮に欠けた

ものでしたから、同じ家に住み台所や風呂が共同でも食事などは一切「別!」の日々が

続きました。(最初は和気あいあいと一緒に食べたかったのですが、いつか彼らが

それを望まなくなった。)

金の使い方も生っていなくて、刹那的過ぎるためアンモニア脳症を発症する前に

「もうそんな生き方をする様な人とは一緒には住めないから、

どこかへ出ていって! 

 💢」

と宣告したほどでした。(もちろん本気)

 

 そのうち病気がどんどん悪化してきてしまい、出ていくようにとは言えなくなって

今日に至っています。 

それだけでなく母親がまだ行きていた頃に、私の嫁さんの悪口を、天井や床を突き抜け

るほどの大きな声で話し、それを二階に居る嫁が全部聞いてしまったので・・・・

今更泣き言や猫なで声を出しても、優しい気持ちにはなれない!という辛い感情を妻は

いだき続けているのです。

 

 なので、「家で最期まで看護し、看取る」事は実際に無理!なのです。

 

 医師は一般的な家庭の事を想定して親切心でこう言われました。

「この状態なら、一旦は家に帰って好きな食べ物を食べたり、行きたいところに

 行っておくのも「あり」だと思いますよ。」と。

でも、分け与えた部屋は「汚部屋使い」されていて衛生的に問題があることと

病気ゆえの特別な料理を作ってあげる気は私にも無いのです。

 

 そこで、この先はどうなるか分かりませんが、まずは今の大学病院から緩和ケアを

してくれる他の病院への転院が出来ないか?お願いしてきました。

(大学病院は先進医療や、重篤な患者、難しい病気の患者さん優先であり、簡単な手術

 だけの患者なら数日で退院させるほどに・・・長く居させてはくれないのです。

 また紹介状が無いと高額な費用も掛かります。)

今回は先生に恵まれ、あらゆる手を尽くして下さり情報も正確にそして丁寧に提供して

くれました。 更には本来なら時間も手間も掛かる「転院」の件に関しても本当に

細かく行って頂き、明日(31日)に自宅から20分位の病院へと転院が決まった

のです。

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どこまで妹は恵まれているのでしょう!

こんな「良い兄貴」にも恵まれて!(^_-)-☆