【終わり】の『始まり』

 本来は記事にすべきじゃないのかもしれませんが・・・

 

「人生」という『道』の歩みの中で、必ず出会う、あるいは経験するような

「辛い」「悲しい」事も、楽しいことや嬉しいことと同じ様に記録しなければ

いけない・・・そう思い、「記憶ではなく」「記録」にします。

 

 さて、肝硬変から肝臓がんへと、そしてその影響に依る「アンモニア脳症」で

倒れてからというもの、数年に渡って「放射線治療」や、「カテーテルに依る

抗がん剤投与」が施されて来ました。

その甲斐あっての今までの命!なのかもしれません。

 

 そういえば、肝硬変に依り血管内の圧力が上がり、本来なら細い筈の静脈が

拡張してしまう事で悪さをしないように「ステント」なる物を血管に詰めて

血を止めてしまう・・そういう手術もしましたねぇ・・・。

などなど、とにかく病院はできる限りの「制限枠一杯」の治療を施してくれました。

ありがたいものです本当に。

 

 ところが、ひと月よりも少し前に今までに経験した痛みとは違う腹痛を覚えて

急患で診てもらった結果・・「胆嚢結石」それも内部で化膿し炎症を起こしていて

その「膿」が肝臓内にも侵入し、全身的な炎症を引き起こす一歩手まで来ていた

様子でした。

 大学病院のたくさんのノウハウと適切な治療により、敗血症の心配も通り抜け

たのですが・・・・

結局は、もともと低下していた肝臓の機能そのものにダメージが更に加わり、

【腹水】が溜まり続ける日々が続いています。

本来なら肝臓で作られる「アルブミン」が少ししか作られておらず、外部から

アルブミンを点滴で注入しても、それが尽きるとまた一気に下る・・

その繰り返しとのこと。

 

 「アルブミン」は、私のような素人にも分かるように説明してもらうと・・

下の絵のように目に見える形(腹水で腹が膨れる)の結果を引き起こします。

そうなんです!

水分を血管内に戻す力がなくなる結果、腹にどんどん溜まるわけです💧

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じつは、昨晩「主治医」から直接私の携帯に電話がありました。

結論は・・

【可能な治療は全て行いました。 でも、肝臓そのものの力がかなり低下していて

 回復は不可能なので、もう抗がん剤にも耐えられないと思う。

 そこで、「治療」から「緩和ケア」に進む段階だと思うため、本人を含めての

【告知】を●●日の夕方に行ないたいので、病院に来て欲しい。】

                            ・・・でした。

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最初に「がん」と知らされてからの「余命宣告(予想)」よりも、年単位で元気に

行き続けてきた妹。

でも、この先は「いかに苦しまずに」余命を数えていくか・・・

そういう段階に来ている・・・という医師からの連絡でした。

 

 今はがん患者、しかもターミナルケアの段階に居る患者さんも多いので

果たしてスムーズに【病院 ➡ 病院】という形が取れるのか?

待機している間はどうすれば良いのか?

なかなか重たい日々が続きそうです💦

病院の「相談員さん」にも既に相談していますが、さてどうなるのでしょう!?

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「病気」は本当に【敵】ですね。