No.1488
今年の4月は「5月化」しているとの表現をラジオが使っていました。
昨日は群馬の少し高い場所にいましたが、それでも29℃と言う「夏?」でした。
そして今朝は寒いくらいの15度開始。
こうなると本当に身体に響きますね💦
今日の記事は山野草の短い花期に合わせてこちらが動かないと、来年まで会うことが
不可能になります。 陽気が不安定だと花期の旬が分からないのが困りものです。
今日のお目当ては「ミヤマハコベ」「ワダソウ」です。
不安なのは数年前の大雨で、通行止めになっている林道にしか咲いていないものが
含まれているんです。行ってみないと分かりませんがバイクなので戻るのも苦痛では
ありません。
まずは越生町の古いお寺【龍穏寺:りゅうおんじ】に立ち寄って、
季節外ですが「セッコク」の存在を確かめてみます。
山中のお寺なのでとっても静かです。鶯の美しい声が響いています🎵
眩しい日差しの中に幾種類もの蝶の姿が見えました。
モンシロチョウが先に吸蜜している花に、【コミスジチョウ】が割り込んで
きてハルジオンを独占し始めました。(シャッターチャンス!)
今年初めての出会いがココになりました。
古いお寺の境内にはシャガの花がよく似合います。
太田道灌像の後ろの古木の桜に、びっしりとセッコクが付いていました。
花の盛りに来てみましょう!
小川笹舟氏の句です。
母を思う息子の気持ちがよくわかる気がします。
お寺からは一気に奥武蔵グリーンラインへ向かいます。
走っては止まり、林の中を覗くのですが・・・同じ山系なのに、同じような日照条件
なのに、植物って必ずあるわけじゃ無く、全くその気配すら無いことが不思議です。
この丸印は最近まで通行止めになっていた林道です。
今日は無事に来ることができました。しかし、ピンポイントで「群生地」が工事の
犠牲になっていました。この場所は他の面から50cmも沈み込み、かなり長い期間
通行止めになり、すぐ先の県民の森へ行くことができませんでした。
ここを埋められてしまうと全滅では?
そう思いながら斜面に近づいてみたら・・・・
無事に生きていて咲いていました!\(^-^)/
【ワダソウ】です。
広い広いこの山で、ここでしか見た事が無いんです。
良かったぁ😃
10株以上あったので来年はもっと増えるでしょう。
小型のニリンソウもこの場所の一角でしか見た事がありません。
平地でのびのびと花茎を伸ばすニリンソウとは一味違います。
深く沈むほどの落ち葉の布団を踏みながら観察していたら、ピンクの濃い花びらを
見つけました! 写真加工なしでもこんなにピンクが濃く入っているニリンソウは
初めて見ました(^^)v
大満足して次は道を引き返しながら、私の「秘密の花園」へと分岐して走ります。
別の林道に入った途端に、アスファルトの端っこに【ミヤマハコベ】がたくさん咲いて
いました。草丈が低く、葉が小さくて花が大きい為、見応えがあります。
「うさ耳」ですよね(^_−)−☆
サワハコベは、この切れ込みがもっと浅い独特の形状なのですぐ分かります
遠目でも一面に咲く季節は本当に楽しいです。
もう少ししたら同じ場所で【ウスバシロチョウ】が飛び回ります。
法面には小さなハルリンドウがたくさん咲いています。
この花は「ビロードツリアブ付き」でした😃 何処にいるか分かりますか?
ネコノメソウはもう終わりかな?
「キケマン」は標高の高い場所ではまだ綺麗に咲いています。
そしてこちら様は【ミツバコンロンソウ】です。
この花もこの場所以外で見た事がありません。本当に植物分布が把握できません。
見つけたら毎年同じ場所に行くしかありませんね。
花の時期は終盤になっていました。なんとか間に合いました(^^)v
スミレはすっかり終わっていました。
今年はエイザンスミレには会えず終いでした😢 葉っぱはたくさん見たのですが。
好きな花を訪ねて走ると、30km以上も走ってしまいました。
でも、自然の中の「自然植物園?」で会うことが一番嬉しいです。
「今年も元気そう!」って思えるからかな?\(^-^)/
私も元気でいなくては✌️