花言葉「母親の優しさ」の花に会いに・・

№1289

 

 過去のブログをこの時期になると頻繁に見る私(^_^;)

その理由は・・「あの花はもう咲いているだろうか?去年はいつ行った?」

なのです(^^)

 

 この時期になるとバイクのウェアも着替えが楽になり、思い立ったらすぐに

走り出せます(^o^)v

 

 私の大好きな山野草の群生地の一つ・・・【飯能市 吾妻峡界隈】

ここへと向かいます。

今月の9日に来た時には「アズマイチゲ」「ユリワサビ」が中心だった山野草。

果たして今日は「花言葉:母親の優しさ」は咲いているでしょうか?

 

吾妻峡の「ドレミファ橋」はとても明るく、春真っ只中!という景色です。

清流のせせらぎの音は眠りの時に使いたい程、とっても落ち着きます(^^)

 

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 花言葉:母親の優しさ・・・これは【ミヤマカタバミ】です。

(由来は宗教的な意味合いもあるようですが、どうも嘘の教えの様なので却下。)

日本的な由来は・・・

「石見銀山」で働く坑夫たちが坑内に入るその近くに、この花が優しく彼らを見守る

ように咲いていた事が由来・・と書かれていました。

私の父親が「炭鉱夫」でしたから、様々な「迷信」や「験担ぎ」をしていました。

決して盲信的な親ではなく、むしろとても現実的なものの味方をする人でした。

だけど・・やはり自分の肩に子供達の生活が懸かっている事は、自分の命を大事に思う

気持ちが強かったのでしょう。

落盤事故は一瞬ですから、坑内に潜る時は常に「今日が最後かも・・」と思っていた

のでしょう。小さな花の表情一つでも【大きな励まし】となったに違いありません。

 

水はけが良くいくらか湿った日陰の林縁を好む可愛い花ですが・・・果たして・・・

咲いていましたっ!!\(^o^)/

丁度よい日に来れました。

杉の樹間にあちらこちら咲いていました。

 

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みんな「うつむき加減」に咲くので、しゃがんで・・さらにカメラを潜らせて・・・

やっと花芯まで撮ることができました。

(春の妖精さんはうつむき気味に咲く花が多いです💕)

 

いろいろな表情をご覧下さいませ\(^o^)/

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Nikon D3100では無理な環境、iPhoneでもなかなか納得行く姿が撮れません。

そこでCanonIXY650の登場です!

マクロ撮影が得意で、殆どモニターは見ずに撮っています。

露出補正は「暗くなる方向へ」設定します。(そうしないと白飛びします💧)

 

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大きなハートマークですね💖

みんなうつむいて?項垂れて?咲いているので撮影は大変です💦

 

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ニリンソウも丁度よい感じで咲いていました。

真っ白なのでAUTOで撮影していると、全て【白飛び】してしまいます。

 

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シャッター速度を早くして私は暗めに撮るようにしています。

 

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【エンゴサク】・・私はジロボウエンゴサクとヤマエンゴサクの違いがどうにも???

なので、ここでは「エンゴサク」だけで止めようと思います(^_^;)

薄いピンクのような紫のような色合いが好きです。

品種によっては青いものもあるので、この季節は探すのに忙しいんです💦

 

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咲き始めは蓮のようにピンク色が残るものもあり、1個づつ花を見るのも楽しみ🎵

 

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この一輪だけでしたが「キケマン」が早くも咲いていました(^^)

花も葉も大きくて貫禄があります!

もう少し季節が進むと山道はキケマンであふれます。

低い場所にはムラサキケマンが咲きます。

 

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アズマイチゲがまだ残っていました。

午前中の早い時間帯だったのでまだ開花していません。

 

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せせらぎの中に目をやると、つがいの「セグロセキレイ」が。

河原の楽しみは植物だけでなく小鳥の観察もできるんですよね(^^)

 

 この日、お一人の女性に会いました。

彼女は遠くの方から山野草を撮りながら近づいてきました。

私の方から「山野草がお好きなんですか?」と尋ねると「えぇ、そして鳥も・・」

そこから少し花や小鳥の話ができました。

彼女に「この場所にはミヤマカタバミが咲いているんですがご存知ですか?」と聞くと

「いいえ、知りませんでした。どこに咲いているんですか?」と返されたので、先程ま

で撮影していた場所を伝えると、そこに向かって足を進めて行きました。 

咲いている場所は限定的な範囲なので、その通りに行くかどうか遠くから見守って

いました。 でも、彼女は河原をどんどんと上流に向かって行ってしまいました💦

ある場所からはもう岩場と崖なので引き返すだろう・・そう思って、しばらく花を撮り

ながら戻ってくるのを待っていました。

(余計なお世話だとわかっていても、せっかく咲いている短い季節は去ってしまうので

 どうにかして撮って欲しい気持ちが優先しました。)

「撮れましたか?」と河岸の群生している場所から声を掛けたら「いいえ、どうやら

行き過ぎたようです💦」と言われたので、「私が今立っているこの場所から出口までが

群生地ですよ」と教えると、河原から登って私の場所へと向かって来てくれました。

「あ!!見つけました!ありがとうございます。」という声を確認し「では安心して

私は帰りますね🎵」と声がけし、帰宅しました。

同じ趣味を持っている人は放って置けないんですよねぇ。

 

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この日、出会いがもう一つありました。

お父さんに「肩車」してもらいながら吾妻峡に降りてこられた親子さんです。

私が「ミヤマカタバミ」の撮影に夢中になってしゃがんでいた姿が気になったらしく、

「何をなさっているんですか?」と声を掛けてもらいました。

「ミヤマカタバミと言って、ハートがくっきりした葉っぱの植物でココ飯能市では

この場所しか知らないんですよ。」と答えると、この親子は同市内在住ですが、初めて

この場所に来たのだそうです。幼いけどハキハキして聡明そうなお嬢さんとも話が出来

お嬢さんが今日から「春休み」になったことや、お父さんは「リモートで自宅仕事」が

出来たので、やっと来られたことなどを心地よく話してくれました。

話の後も何度か私が撮影のために前を行ったり来たりしましたが、その都度話しかけて

くれました。

最後に「お元気でね!\(^o^)/」と言うと、「は〜い!」と明るい答え(^^)

とっても気持ちの良いひとときを過ごせました。

世知辛い世の中だけど、こうして外の爽やかな空間では「人っていいなぁ・・」と思い

ました。

この場所が気に入ってくれると嬉しいな。

きっと素直なお嬢さんのまま育ってほしいなぁ🙏

 

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ニリンソウも本当に可愛いなぁ。

咲いている場所の土の違いや陽射しの違いなのか?種類が違うのか?

ニリンソウは同じでも「背丈」「花の大きさ」が違うんですよねぇ。

この場所のニリンソウは首が長く、花の大きさも大きくて見ごたえがあります!

 

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吾妻峡の名物?「ドレミファ橋」と、木の根に守られてユッタリと咲くニリンソウとの

写真です。 毎年訪れています。

こうして訪ねることが出来ることは決して「当たり前」のことではありません。

病気をして「平凡な日々」がいかに大事な日々なのかを実感しましたからねぇ。

 

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 「コロナ禍の非常事態宣言」が終了しましたが、まだまだ油断できません。

残念だけどもうしばらくの間、人との距離を取って「野山」に出かけます(^^)