№1230
とにかく天気が悪くて、どこにも出掛ける気になりません。(コロナも怖いし💦 )
そんなわけで、以前に購入したものの、何かと手が掛かり今まで放っておいたラジオ。
じっくりと本腰入れて直すにはちょうど良い天気!☂(^_^)v ・・と思いを変えて🎵
そんなラジオの一つがこれ!
幅が61cmもあり、重さが11kgもあります💦
電気回路をいじったりするのに、いちいちツマミを取り外してはネジを緩めて、入れ物
ごとひっくり返したり起こしたり💦
なかなか体力が要るんです(^o^💧
この子はどうしたわけか? ボリュームを絞っても音が微かに出る症状がありまして
思いつく場所を色々と弄りましたが、原因は分かりませんでした💧
もともとのメーカーさんの部品配置や配線の引き回し方、部品の劣化?などなどと
疑っては弄ってみたのですが、どうもはっきりしませんでした。
ヤフオク出品時には正直に「音が少し残ります」と書きました。
普通はボリュームと電源スイッチは組になっているので気づかないで切ってしまって
いるのではないか? だから気づかない?そう思えてきました。
このラジオのように電源とボリュームが別々なので、気付いたのかもしれません。
うちに来たばかりの姿はこの様な物でした。
昔はこのような編んだ感じの、ベージュ色のネットが流行ったんですよねぇ(^_^;)
随分と雰囲気が変わりましたね(^_-)-☆
とにかく音が良くなるように工夫して、何とか満足できるものになりました。
この子は宮城県は仙台市へお嫁入りしました(^^)
低音が良く出てラジオ感度も良く、高評価をいただけました(^_^)v
今のところ一番最近出品したこのラジオは、前のラジオよりもさらに寸法が大きくて
64cmの幅があり、重さは12kgありました(^_^;)
古いためか? 使い方が荒かったのか? パネルの内側の板(合板)がヨレヨレでして
オマケに金属パネルの裏に「ロウ付け」されていたネジが全て外れてしまい💧
元々の方法ではパネルを再組込みすることは不可能な状態でした💧
オマケに音は何とか出たものの、歪みが酷くて😱 音が「ウガイでもしている」かの
様なスピーカーが破けているような酷い音なんです💧_| ̄|○💧
とても出品出来そうにないラジオでした。
やはりネットをベージュから黒に変えて、パネルは思い切って6ヶ所に穴を開けて
裏にあるボロボロの板を補強するためにもネジ止め構造にしました。
もちろんこの点もヤフオクの出品時に正直に記載しました。
それから、音が酷く歪んでいた理由は「抵抗の断線」が理由でした(^_^)v
電気回路のチェック時の鉄則として・・・
1.今、目の前にある部品以外に問題となる物は無い! (だから難しく考えるな!)
2.難しそうな症状に限って、単純な原因の場合が多い。( 〃 )
ということで、悩む前に基本に沿って「テスターで抵抗値を測る」事から始めたところ
一発目の「250kΩ」抵抗器を測ってみたら・・・? ・・? 抵抗値が無いぞ!😱
はい! どうやら切れていたようです(^_^)v
古い抵抗は巻線の場合が多く、抵抗値が高いほど線の太さは細く、巻数も多く切れやす
いと言えます。よく聞くのは「1MΩ」抵抗が切れている場合が多い!というヒントが
役に立ちました。
手持ちの100kΩの新品を2個使って「200kΩ」として取り換えたところ・・・
びっくりするほど良い音で、しかも元気良く鳴ってくれました🎵
(ご飯食べさせずに働かせているようなものでしたね(^_^;)💦 )
熱くなる真空管に銅板で作った放熱器をかぶせ、スマホやBluetooth受信機からの音楽
を再生できるようにジャックも設けて、デジタル信号の音楽を真空管を通して聴くと
「やわらかくて」「潤いのある音」で楽しむことが出来ます。
台所からスマホで曲を変えることが出来るので、なかなか楽しいんです。
演歌、唱歌、クラシック、ジャズ・・ロックだけは合いませんでした(^_^;)
この大きな大きなラジオは、茨城県の方のところへお嫁入り出来ました。(^^)
聞けばボランティアで施設を訪ねて、利用者さんに懐メロのレコードを聴かせて上げ
たり、ハーモニカ演奏をしたり一緒に歌ったりと、とても貴重な奉仕をなさっていらっ
しゃる方でした。
古いレコードを掛けるプレーヤーも数少なく、それを大きな音で増幅する機械も適当な
物が無くて困っていたそうです。
手元に届いてから頂いたメッセージに依ると・・・
「とても存在感が有って、音が良くて大満足です! 施設の方もきっと懐かしく思って
喜んでくれることと思います。」 と、本当に喜んでいただけました(^^)
送り主としては音がきちんと出るかどうか? 内心ドキドキなので一安心です🎵
ラジオを通して気持ちのふれあいが出来ることに、喜びを感じる世界もなかなか
良いものです。
家族を支えるために選んだ仕事とは言え、最初は何の知識もなかった電気の世界。
通り過ぎてみたら沢山の技術革新の歴史に、自分も乗ることが出来ました。
LEDの出現、BS放送やパーソナル無線が始まる前段階で試験機を作ったこと、
パソコンの始まりの「トレーニングモジュールキット」で、自分で機械語でソフトを
使って実際に動いた時の感動!、様々な製造工場に納めた機械が毎日働いて生産のお役
に立っていることなどなど・・ここまで家族を路頭に迷わせること無く来れたのは・・
「電気」のおかげです😍
過去のいろいろな知識や経験が今、全て役に立っています。
口うるさく言われた試験の仕方、計算して確かめなさい!なども今はありがたい説教に
なっています(^_^)v
先日、友人から古い真空管や部品を沢山譲ってもらいました。
ラジオや電気が大好きで、自分で色々と作られた友人のお父様が最近亡くなられ、
手元に残った「遺品」を、同じ趣味を持つ私に全部くれたのです(^^)
そして、お父様も友人も好きだったアメリカ製のラジオ(RCA VICTOR 56X10)の
音が出ないので直して欲しいと言われたので、喜んで修理しました。
(終戦の年の生産品でした。配線はボロボロでした。)
初めて見るGT管、そして聞いたことのない型番、馴染みの薄い回路構成・・・
でも頑張った甲斐があり無事に良い音で受信できました!(^_^)v
友人はお父様の形見の一つとして、これからも大事にする!と喜んで雨の中、胸に抱え
ながら持ち帰っていきました。
古いラジオでNHK「ラジオ深夜便」のテーマ曲を流す動画(You Tube)を見たのが
きっかけで真空管ラジオの修理に🔥(火)が点いて以来、何台も直してこれました。
全て一回の出品で落札者が居てくださり、皆さんが喜んでくれていることはまだまだ
需要がある気がします。
もちろん有限な機械ですので、そういつまでも売り物として出ては来なくなることで
しょう。実際、このところの出品されるラジオの多くが「トランジスター」になって
来ています。 そろそろ自分用の真空管ラジオとして探してみたいと思います。(^^)