№1339
「潮目が変わったなぁ・・」と思う出来事が(大袈裟な言い方💦 )ありました。
以前に「今、古い真空管ラジオをレストアしています・・」といった内容の記事を載せ
ましたが、ある時を境にオークションに出品しても「全く入札されない」様になって
来たのです。 再出品、再々出品をしても結果は全く同じ・・_| ̄|○💧
【潮目が変わる】とは、海釣りをしている方なら痛いほど実感されることですが・・・
今まで爆釣出来た魚が、ピタッ!!と何も釣れなくなる原因・・・文字通り「潮」が
変わり、魚が移動してしまい何も居なくなる時が来るのです。
なので【物事の流れが変わる】という状態を表す「例え」なのです。
二年ほど前から動かなくなった古い真空管ラジオを直して、気づけば50台以上も
手掛けていました。 新品の材料購入、送料無料を謳って出品していましたので、残る
お金はごく僅かでした(^_^;)
商売ではないので「ラジオを直す行為そのものが好き」で始めたレストアなので、それ
は構わないのですが・・・つい最近、さらに直す意欲が増し、何台も仕入れちゃったん
です💦 数えたら「7台!」も😨 💦
やっと何回かの出品で2台は嫁に行きましたが、残る5台は手元に・・。
今までこの出窓は、部品取りしたガラクタラジオや段ボール箱が積まれてました。
「もうレストアはこの辺りで辞めよう!」と決めて、沢山の物を「断捨離」し、
無造作に積まれていた「キャラクタークッション」たちも、やっと居場所が決まり
ました。(^^)
殆どのラジオは昭和30年代の物です。
きっと最初に購入された人はこのラジオで「東京オリンピック」を、手に汗を握り
ながら聴いたのかも知れません。
今の音響機器には無い「音の柔らかさ」「温かさ」があります。
電気を入れると「ヒーターが赤く灯り」、火傷するほどの光熱を発生しながらスピー
カーから頑張ってその音を出す「今となってはローテク」な器械。
真空管ラジオを欲しいと思われる人はきっと、実際に聴いたり触ったりした今は
高齢者の方々かも知れません。 そして複数手元に置くつもりで、既に何台も手元に
あるのかも知れません。(欲しい人の手元に行き渡ったのかも)
もしかしたら数年後の実施されるかも知れない【民放局のAM放送廃止】のニュースを
知り、興味が薄れたのかも知れません。
(この件に関してはまだ結論が出ておらず、防災上「NHK」は続けるかも知れません。
ヤフオクで多数入札されるラジオは「FM放送も聞けるラジオ(機種が少ない)」か、
全然鳴らなくても「置物として良さそうな」安いラジオが売れているようです。
なので、手を加え中身を新しい息吹に満たしても音が出たとしてもAM(中波)や、
SW(短波)には興味が無いのかも知れません。
ラジオそのものは「ポケットラジオ」でも「カーラジオ」「スマホ」からでも聴けます
ので、もともと真空管ラジオ愛好者そのものが「少ない」んだと思います。
そこで、もう売ることは辞めて、手元に置き代わる代わる音出しをしようと思って
います。昔のラジオには「PHONO(レコードプレーヤー用端子)」が付いていて、今で
言うところの「オーディオアンプ」になるので、スマホからBluetooth受信機へ飛ばして
Bluetoothの出力をラジオに加えれば・・・「シャリシャリしたデジタル音源」が見事に
「まぁるく」「優しい音」に早変わりします(^^)
写真の右側一番下の茶色いラジオは「ナショナルEA-750」という名機でして、口径の
大きなスピーカーと小さな「ツイーター」スピーカー内蔵ですので、低音から高音まで
潤いある音を奏でてくれます。
当時は高かったんでしょうねぇ! 高出力高性能の真空管「6BQ5」という贅沢な
真空管がアンプの仕事をしますので、本当に安らぐ音が出ます🎵
我が家は埼玉の西部ですので、都内や他県の法則基地からさほど遠くないはずなのに
敷地内に変圧器が乗る電柱があり、日によって程度は異なれど丁度ラジオの周波数帯に
「ひどい雑音」が発生し、TBS(954KHz)から上は全滅します💧
そこで少しでも元気の良い音で聞けるように「アンテナ」を作りました。
「AM放送受信用ループアンテナ」です。
効果は驚くほど有りました!
これを各ラジオに供給し、ラジオによる感度の差も確かめられます。
(下のラジオは今朝お嫁に他県へ旅立ちました(^o^)v)
ラジオそのものは弄るところが無くなりましたけど、まだまだ実験してみたい事が
ありますのでしばらくは楽しめると思います。
部品取りしたガラクタが二台分ありますので、再製作する選択肢もありますね(^^)
皆様にとって「あ!潮目が変わった!」と思えるどんな出来事がありますでしょうか?