「ウスバシロチョウ」三昧の日

No.1490

 

 今年は本当に季節の進展が早く、昨年のブログと比較しても「花」も「チョウ」も

全てが半月以上も早く咲いたり現れたりしています。

桜が思いの外、長い期間に渡って咲いていたのでその時期は「ゆったりかなぁ」と。

表題のウスバシロチョウ】は昨年や一昨年のブログでは5月末から6月に入ってまで

なので、GW中にみられるとは思っていませんでした。

 

 陽気に誘われて「もしかしたら・・・いるかな??」程度の浅い気持ちで、近くの

毎年見に行く「現場」へ向かいました。

なのですが・・近道の林道経由で緑を楽しみながら行ってみようかなぁ・・と走行中、

何やら「白いもの」が幾つも「ひらひら」しているのが見えました。

慌ててバイクを止めて確認。

 

 今まで一度も確認できていなかった場所に、たくさんの【ウスバシロチョウ】が発生

していることを知り、遠くの現場に行くことはやめてじっくりとこの場所で撮ることに

決めました!😃

 ここの上には住居があり、開けた里山になっていて栗の木が植っている農地です。

林道はここで大きく幾つかカーブして登って行きます。

空が開けているので明るくて暑いくらいの日差しです。

(私のバイク見えますか?)

 

 真っ白な「ウツギ」の花が満開で、この蝶たちはこの花が好きで良く吸蜜します。

この蝶は一旦遠くへ、そして高く舞い上がりますが・・・また再び同じ場所に戻って

来るので、それまではゆったりと腰をおろして、花の香りや野鳥の美しい声に癒され

ながら待ちます。

 

 やって来ました(^^)v

なかなか翅を広げて止まってくれませんが、目の前まで来てくれるので贅沢は言えない

ですね。本当に忙しく乱れ飛ぶんです。

 

 

日差しが強い日でしたので、コントラストが濃すぎたり逆光だったりと苦戦中💦

以前、ヒメウツギの花に何頭ものウスバシロチョウが吸蜜しているのを見つけ、至近

距離で撮影しても全く気にしないくらいに熱中するのを知っているので、試しに近く

まで行って撮っても、やはり大丈夫でした🎵

 

 胸からお腹にかけての「モフモフ」見えますね😀

 

 栗の木の上を一頭だけしか写っていませんが飛んでいますね。

実際は何頭も飛んでいるんです。飛び方は見た目あまり上手くなく?

ふわふわ・・ひらひら・・ぱさっ!(草むらに降りる) こんな感じ。

 

なかなか全体の姿が撮れません。

 

 

うんうん。

この姿は良いですねぇ。アサギマダラを撮った時のように「丸っこい」形と模様が

分かりやすく撮れました。

ウツギの花のおかげです(^^)v

 

 

葉陰なので鮮明ではないのですが「タレ目の猫ちゃん」の目のような模様が好きで、

やっと撮れたことが嬉しくてたまりません。

 


ウスバシロチョウ

東京近郊の場合、4月の下旬から5月いっぱい、時々6月に入っても林内で見かける

事もある蝶です。

「食草」は「ムラサキケマン」「ヤマエンゴサク」など春先に咲く背丈の低い草です。

卵は紅葉樹の枯葉や枯れ枝に産むので、孵ってから幼虫🐛が簡単に食べ物を見つけやす

そうですね😃

 

 丘陵地や山地の広葉樹林の林縁から草地、農地周辺の草地や栗畑なども良好な生息地

なのだそうです。 この写真は海抜130m程度の里山で撮ったものです。

数本の栗の木、ケマンが沢山咲く山道、山藤が木を覆い尽くすような長閑な場所です。

 

 暑くなる初夏にはもう姿を見かけることは稀になるのでどうしてもこの時期は花以上

にこちらから足繁く会いに行かなくてはなりません。

今年も見せてくれてありがとう!