義兄の三回忌のために、懐かしき鎌倉市へ行ってきました。
でも、お墓は横浜市の港南区にありますので、お墓の掃除をし、草むしりをし、
つい数年前の姿や声を思い出す時間となりました。
横浜市はもうどこへ行っても住宅団地の開発で、小高い山も上から下まで家・・家。
そんな中にあってこの場所は風が気持ちよく行き渡り、ヤブ蚊の一匹もいません(^^)v
私は死後の魂の信仰や霊魂不滅の信仰は全く無くて、人は死んだら「塵」に戻る。
という考えですので、夜間であってもお墓が怖いということはありません。
また、死者が意識を持っていて、生きている人に影響を及ぼせる力すら無いことも
確信しています。ただ、人が死ぬという事はあまりにも理不尽な感じがしてなりません(T_T)
墓の中に眠る3人の生前の顔や、親切にしてもらった記憶、沢山叱られた記憶・・・
風雨に汚れた墓石を洗いながら、いろいろと思い出しました。
自分もいつ同じ状態になるか・・こればかりは分かりません。
残された命をどう用いたら良いのか? これだけは深く考えさせられました。
墓場に咲く様々な花たち。
この子たちだって間もなく消えてゆく存在。 せめて精一杯、訪ねる人の心を慰めて
上げてね(^_-)-☆
鶏頭(ケイトウ)
ブタナ
どこまでも「儚く、寂しく・・・」
ランタナ(七変化)
そしてボタンヅル(センニンソウとよく似てる!)
とても寿命とはいえないほど若くして、いいえ、幼くして人としての命を奪われた人たちの存在を墓場は教えてくれます。
果てしない程の悲しみ、苦しみ、喪失感・・ご家族が味わったのでしょうね(T_T)
少なくても今、私は生きています。とても生きていることが恥ずかしくて、申し訳なくて胸が痛むこともあります。
墓場にじっと座っていると『どうして人は死ななくちゃいけないの??』という声が
聞こえてくるようです。
「ごめんなさい、こんな私がまだ生きていて・・・。」