No.1396
紅葉がどうしても見たくて我が家から80kmも離れている【三峯神社】に行ってみる
ことにしました。我が家からですと・・・国道299号で行くのが一番近いのですが
しょっちゅう使っているので「飽きて」しまっているので、今回は小川町、東秩父村
そして寄居を通るコースを選びました。
一昨年の台風19号の被害で、定峰峠を越えるルートが使えないので「遠回り」ですが
このルートなら「長瀞」の様子も垣間見ることができるので楽しい道です🎵
長瀞の紅葉は、まだもう少し待たないと真っ赤にはならない状況でした。
イラストでいっぱいにラッピングされた秩父鉄道と並行して走る場所もあって、とても
ワクワクした国道140号線です。
「三峯神社」は秩父市内の繁華街からかなり離れています。 30kmはあります。
災害復興支援のダンプカーの見事な運転ぶりに驚きながら、必死に付いて走ります。
二瀬ダム(秩父湖)の上を走り抜けると、いよいよ神社までのクネクネとした山道が
始まります。
今から53年前、90ccのバイクで初めてツーリングに行った先が「三峯神社」。
当時は道が悪くてガタガタ道をゆっくりと走らないと、転がりそうな危ない箇所もあり
「遠いなぁ!!」とつくづく感じたものでした。(埼玉県八潮市からでした)
やっと着きました! 平日ですが車は60%ほど埋まっていました。
雲が低くとても早く目の前を流れていきました。神社は標高1000mあるので雨の
日の雲はかなり低く、時折パラパラくる陽気でした。
ですが、少し歩いて鳥居に着く頃には一変して温かな日差しが差し込み、程よい気温を
肌で感じました。
足の弱くなった嫁さんを気遣いながら手を貸してゆっくりと登ります。
駐車場に着いたら、雲がものすごい速さで左から右へと舞い降りて行きました。
登山していて、今まで晴れ渡っていた景色が瞬時にガスに覆われてしまう現象を経験
して来ましたが、これだけの速度ならそれも不思議じゃないなぁ!って驚きました。
それにしても平日なのにこの車の数です😅
入り口の階段とスロープの脇の「ドウダンツツジ」は燃えているよりも真っ赤!
写真の発色に負けない鮮やかな赤でした。
鳥居までやって来ました😄
小雨も止んで眩しいほどの日差しが紅葉に輝きをもたらします🎵
銀杏の葉が年に一度、風がなくても新芽が押すので落ち葉となります。
この日は風がそこそこあって、わたしたちが通り過ぎたときに「パラパラ」と音を立て
ながら頭の上に降って来ました。
そのうちの一枚が蝶の姿の様に写りこんでいますね🤗
う〜〜〜〜〜ん🎵 きれい!💕
美しくてなかなか鳥居の中の方に入って行けません💦
日陰の間にしばらく日が差し込んで、苔むした石が明るく光りました。
雨の滴を苔が抱えこんでいたのでした🙂
右側の古びた建物は「神楽殿」です。
後継者不足のために止む無く「三峯神代神楽」は、2015年4月5日を最後に、126年
間受け継がれて来た舞は終止符を打ちました。
古く寂れた舞台、袖、控え室・・・活気があった頃の景色を想像していました。
「本殿」前の御神木となっている「杉の大木」です。
鎌倉時代の武将【畠山重忠」が祝受したと言われ、樹齢としては800年とも言われて
います。 樹木ってすごいですね!
今生きている人のはるか昔の時代から、今もそしてこれからも・・・凄い!!
本殿裏の杉も紅葉も青空によく映えます🎵
標高1100m野市にある【遥拝殿】へ階段を登っていくと、一休みできる場所があり
そこから見える秩父市内、そして下の「旧 大滝村」の人家、何よりも湧き立つ雲が
「雲海」となって見える景色は、雨時々晴れという天気ならではの特典です(^^)v
たっぷりとおいしい空気を吸って、汗をかいた後に神社外側にある軽食店で休憩。
場所は・・・
鳥居を降りたらすぐに右折します。
大島屋さん(いつも人でいっぱい)の前を右折と言った方がわかりやすいです。
道沿いに2軒、休憩できるお店があります。
ほとんどの人は知らずに大きなお店に寄ってしまいますが、「通」は違います✌️
一番奥の【三峯ちどりや】さんに入りました。
人組のおばさまたちが、この店の雰囲気にすっかりハマったみたいで、マスターと会話
を楽しんでいました。
私は「たまごサンド」と「甘酒」を頼みました。
あっつあつ!の甘酒は、湯呑み茶碗が持てないほどの熱さ!🍵
こっちから迎えに行き吸った一口目の甘さは、丸く優しく染み渡ります🎵
有精卵を使用したたまごサンド・・・優しく香り高い卵の本来の香りがあります🤗
食事以外にも手芸品がたくさん展示販売されています。
とても洒落たお店の雰囲気です。 今は「一番奥」になっていますが、かつてロープ
ウェイがあった頃は、一番最初の店になっている場所です。
人通りが少ない分、ゆったりとした気持ちでコーヒーを楽しんだり、食事を頼んだり
できますよ🤗 神社ということを忘れ、都内の洒落た古民家カフェを感じるお店だと
思いました。帰り際に「全部美味しかったです!」とマスターに言った時の笑顔が
とても純粋で和みました。 また来ますね。
帰りは息子に運転手を代わってもらい、ゆっくりと「紅葉🍁」を鑑賞できました。
秩父鉄道の踏切に差し掛かった時に「虹🌈」が出ました!
立った遮断機のところに見えます。
虹は近づくと見えなくなるので、この場所からの時が一番濃く見えました。
来慣れた場所なので「すぐそこ」に感じているのが罠で、ついつい帰る時間が押して
来ました😅 娘が勤めから帰ってくる17時半にはどうやら帰宅出来そうにありませ
ん。彼女は携帯を持っていません。家の鍵も持っていたのか???なので、ドキドキハ
ラハラしながら花園インターから関越で帰りました。
夕食用に「道の駅 みなの」で味噌味ホルモンを買ったので、夕食はすぐ食べられそう
です。
娘は鍵も持っていましたし、帰宅後20分ほどで帰れたので一安心しました。
心地よい疲労感と、美味しくいただけた「味噌もつ」「ビール」「ワイン」のおかげで
睡魔が押し寄せて「翌日へ」と連れ去ってくれました。