特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」へ。

No.1397

 

(雨の上野公園で入館待機中!)

今日はどうやら「予約なし当日入館の空きがありそうです。)

 

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 ミイラ・・そこには遠い昔に実際に処理された事実、歴史、世界観が溢れています。

コロナが大騒ぎになる前に「上野 国立科学博物館」で「ミイラ展」がありました。

その時にも来たのですが、やはり机上で知った知識よりも実物を見ることによる学習は

意味があると感じ、躊躇なく訪ねました。

 

 息子のシフトに合わせて「ネットによる予約」をしました。

今回はコロナ対策ということもあり「予約者のみの入場許可:人数の状況により当日

入場の枠も有り。」予約して「QRコード」を得ておく必要がありました。

残念ながら当日は「大雨☔️ 」でした😂

場所が上野ということもあり、大きなミニバンではなく「軽ワゴン」で出かけました。

埼玉からだと「関越道」「外環」「首都高5号線」と行くはずですが・・・

私も疲れていたのかうっかりと「戸田西」出口で降りてしまいました😹

仕方なく下道を走って「首都高速 戸田南」から仕切り直しです😅

5号線は東北道との接点となる板橋JCで大混雑を引き起こします。

なにしろ4車線が2車線に絞られるだけでなく、行きたい方向が皆バラバラなので左に

混ざりたい車と右に混ざりたい車があっちこっちで交差するのですから、混まない筈が

ないのです。

案の定「北池袋」を越えた途端、スムーズに流れました。 今回は「飯田橋」で降りて

ナビを頼りに下道で「御徒町」を経て「上野駅」近くの大きな駐車場を目指します。

本当に駅の向かい側の近い駐車場【上野センター】に到着しました。

田舎から出てくると都心の車のペースや、どっちに居るべきかが分からずドギマギで

す。 都会は怖いです💦

この駐車場は「最大2000円」ですので、駅近で、室内で広いので安心です。

駐禁しちゃうと諭吉さんが飛んでいきますのでケチらない方がお得です。

車から降りましたが、私たちの予約時間は「11:00〜11:30」が入場時間。

1時間以上ありましたので、上野駅の構内のパン屋さんで重い思いのパンを買い、車に

戻って朝食にしました。

そろそろと駐車場から出たところ、今までで一番の「強い降り」でガックリ!

どこかに穴が空いているようで靴の指先が湿ってくるのが分かります_| ̄|○

傘を差しているのに片方の肩先から袖口が濡れ始め、染みてくるのが分かります。

昨日の三峯神社行きの晴れた空が懐かしいです。

 

それにしても久しぶりの上野駅です!

もう昔の面影はないですけどね😅

 

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上野駅は東北出身(山形県)の私たちにとっては「東京という都会の玄関口」です。

現在は東京駅までつながったので、そういう言い方も昔・・・昭和的な言い方ですね。

「アメ横」のゲートが見えます。

 

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やっと時間が満ち、科学博物館に入りました。

QRコードの読み取りがされるまで計3回チェックを受けました。

 

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もちろん体温測定もありました。 無事に入館しましたが予想とは大違い!!

 

「予約のみ」と聞いていたので、きっとくる人の数も少ないのだろう?と勝手に想像

していたのですが・・・実際は「密・密の密」で、展示物にすぐには近づけないほどの

混雑でした。あれ?こんなんで良いの? そう思いました。

陽性者が二桁だから良いようなもので、何とも複雑な思いでした。

でも、展示物の数々を見ているうちにそんなことはすっかり忘れて、遠い時代の活動の

様子を思い描き、すっかり遠い世界に行っていました。

理解は出来ないものの見入ってしまう「ヒエログリフ:象形文字」。

色鮮やかな配色がなされた「棺」。

今の最新技術による「CTスキャン」「CG」が画面に映し出されます。

昔なら「研究」という名の下に「二度と修復できない破壊」が為されてきましたが、

今の技術により「非接触」で中身の様子が分かり、ミイラも「一安心?」でしょう😄

展示内容は「撮影禁止」ですので、実際に見に行っていただくしかないのですが、

アクセサリーとして使われていたかなりの数の「ビーズ」は、果たしてどうやって製作

したのだろう? そう思わせる素晴らしい出来なのです。

 

ミイラ全体の研究結果として、意外にも当時の人々が現代人が抱える病気と闘っていた

という事実です。

「歯周病」「骨転移した癌」「血管が詰まる血栓症」「肝硬変」「胃腸病」・・・

歯に病気が特に多かった理由が、食べ物(パン、穀物など)に砂や石が多量に含まれ

エナメル質が汚されて歯が溶けてしまい、化膿するなど高位の人であっても決して健康

面で恵まれていたわけではなかったようです。

昔のイスラエルのように「一人の神」の指示に従った時には栄えた国民とは違い、

たくさんの「神々」への信仰を選んだエジプト人たちは、生きていくための宗教と言う

よりも「死」「死後の世界」への望みを託し、ミイラを作ったようです。

だから「黄泉の世界」の「神」が多いんですねぇ。

 

住むには決して好条件ではない「高温」「過乾燥」の砂漠状態があったからこそ何千年

の時が経っても保たれてきたミイラたち。

話によると少しがっかりする情報も・・・・

◆ミイラを作り、地中に葬った関係者たちが・・・時を経て今度は「墓暴き」へと変わ

りその時に一緒に埋めた「宝物」を奪ったそうです。 その後、石と砂で埋めたものの

後の世になって今度は別の「盗掘団」が再度掘り直して、さらに価値ありそうなものを

盗むことが行われたそうです。 つまりはたくさんのミイラと共に埋められた宝物は

既に巷に早くから流通されていたことになります。

肝心のミイラや一緒に葬られた人骨などは、蹴散らされていたそうです。

(再現現場が今回は作られていました。臨場感たっぷりで自分が発掘現場にいる感じ)

 

日本の場合は雨が多く、樹木も多いためミイラにしようにも湿気で腐ったり分解して

しまうことでしょう。「土に還る」と言う点では自然ですよねぇ。

帰りは国道4号線を走って、千住新橋を渡れば「首都高入口」があります。

川口で外環に入れば、もう関越につながっているので一安心です。

相変わらず雨は強く、ワイパーなしでは走れません。

 

 

写真は館内で唯一撮影を許された場所で撮ったものです。

 

(ツタンカーメンのマスク「レプリカ」)

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遠い昔、確かにこの地上に有った「エジプト文明」。

もちろん頭では(知識)分かっていますが、当時の物を実際に見ると現実味が更に増し

夢が広がります!

世界のみんなが平和に貢献し、仲良くできたならもっと過去の遺産は貴重な物になると

思います。 

家に帰ってYouTubeで「エジプト」「ミイラ」と検索し、発掘している動画を楽しみま

した。