皇帝ダリアを見ると冬が近い事を知る。

No.1411

 

 今年も「一年が早かったなぁ」と感じます。

じつは「早かった」と感じることこそ「幸せなこと」なのです。

数ヶ月間に渡って「入院生活」の経験がある私・・・1日、1ヶ月の長さがまるで

数年間に案じるほど「長く」思うものです。

すこぶる健康では無くても、毎日動けて何かしらの仕事に忙しく携われる生活は

「時の経過が短く」感じられるものです。 幸せなことの一つなのです💕

 

 11月の中旬あたりから【皇帝ダリア】の花が咲き始めます。

ピンクの花?紫の花? 

人の「色覚」の違いによって、見え方が違う様ですが・・・

分かっている事は、関東の場合ですが「霜が降りる」と一気にダメージを受けてしまい

「凍傷」になってしまったかの様に「黒く萎れて」枯れてしまいます。

もっと早く開花すれば十分に全ての蕾が開花できるのに、私としては毎年「ハラハラ」

しながら鑑賞を楽しんでいます。

 

 

 この花はとにかく背が高く、寒さが感じられる季節にならないと開花しません。

関東よりも寒い場所は、尚のこと開花時間が短い事になりますので、翌年の短い開花の

準備をしないと「それっきり」で終わってしまいます。

皇帝ダリアは興味深い事に「茎にある節」から発根して、そこから成長する様でして

咲き始めて霜に当たる前に切り倒し、節ごとに切り詰めて「発根作業」をさせて翌年に

植え込むことで絶え間なく増やせるそうです。

 

【花の命は短くて苦しきことのみ多かれど、風も吹くなり、雲も光るなり・・】

林 芙美子の「放浪記」の有名な言葉です。

 

苦しいことや悲しいことが多い人生でも、生きていればこその「幸せ」なのです。

 

この花(皇帝ダリア)を見るたびに「たとえ短くても精一杯生きよう!」と

励まされる大好きな花なのです。

 

 

今年もありがとう!🤗