「秘密の花園」はまだ春浅し・・

№1291

 

「里」は今日は20度超えのあったかい陽気です。

でも、人里を少し離れて山道に入ると、空気が一変し「肌寒く」なってきます。

地面の沢山の部分が「緑色」に変わった里の色とは違い、林の中は「落葉色」。

木々の枝には早春の花「アブラチャン」の黄色い花ぐらいしか見えません。

毎年こうやって「早すぎる訪問」をしている私です(^_^;)

 

この囃子の花園で一番先に咲く花が「アズマイチゲ」。

群落ではなく数mおきに一個、また一個と落ち葉色の中から咲く姿は本当に気高い!

 

キバナノアマナも一緒に咲いていました(^^)

標高700mはまだまだ「早春」です。

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標高の低い場所ではもうすっかり見終えてしまった花も、こうして標高が高い場所へ

来るとまた楽しむことが出来ます。(^^)

 

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ご覧のように枯れ枝と枯葉色の林です。

ちょっと見では何も生えていないように見えますよね(^_^;)

若葉が萌え始める時期に来たら、トウゴクサバノオやレンプクソウ、ミヤマハコベなど

の沢山の山野草が楽しめます。

 

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バイクの走行中に杉林の中に白い花を見つけました。

「もしかしてミヤマカタバミかな?」と思いながらバイクを止めて歩いて戻ってみたら

どうやら【シロバナナガバノスミレサイシン】の様です。(早口言葉?(^^))

名の通り葉っぱは細く長いのです。

花は真っ白で、タチツボスミレよりも少し大きいくっきりとした花です。

日が当たりにくい杉の木の下なのに早く咲くスミレなんですねー。

 

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林縁には「ヒナスミレ」が咲き、薄いピンク色がとても愛らしい💖

 

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ユリワサビの真っ白な花が林の中でよく目立っていました。

標高が高い場所のユリワサビは背丈が低いながら、花が少し大きめに感じます。

彼入りの景色の中でひときわ明るく見えます(^^)

 

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まだ無理かなぁ? そう思って登ってきましたが、数は少なかったのですが・・・

【コガネネコノメソウ】が咲いていました。

黄色くて四角い花が特徴です(^^)

 

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登ってきた山道の最高地点「刈場坂峠」まで来ちゃいました。

この峠には大きな桜の木が数本あるのですが、まだまだ蕾でした。

 

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この後、一気に大野峠→白石峠・・・ときがわ町の里山まで下りてきました。

里に下りるまでは山吹も無く、山桜もまだ咲き始めたばかりの「春浅い」景色ばかり

でした。

せっかくなので平地は帰らずに、山越えで帰りました。

人通りの殆どない山道の桜・・・独り占めできました(^o^)v

今日が見納めでしょうね🌸

 

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花たちは私の家にやって来てはくれません。

こちらから逢いに行く必要があります。

遠い昔「遠距離恋愛・・片思いですが何か?(^^)」で、夜行列車に乗って逢いに行った

記憶が蘇ります。日本地図の何分の一化を占めるほどの距離でしたけど・・・

それは「良い思い出」で終わりました💧

人の心と違って花は裏切りません(^^)

日をおいてまた逢いに行くね(^^)💕

 

もうすぐ4月・・・「赤城自然園」が開園する月がやってきます\(^o^)/

今年こそ「シラネアオイ」の群落が見たいです😍