№1256
日を追うごとに様々な蝶を見かける数が減ってきました。
雨の日は全く見かけませんし、小寒い曇天の日にも姿を見ることは稀です。
我家の庭のスモモの葉は全て落ちましたし、葡萄の葉も枯れ始めています。
冬の到来はもうすぐです。
そのため、少しでも明るくそして暖かく晴れた日には、カメラを肩に近くの
草むらへと急き立てられます(^_^;)
しばらくぶりに「キチョウ」の亡骸を埋めた大樹の根元がどうなっているのかが
気になって、一歩家から出たら「ずーっと上り坂」の道を、一度も降りずに必死に
ペダルを漕いで頑張りました。(翌日筋肉痛でした💦)
運動公園の若い銀杏の木も色づいてきました。
膝もとに抱かれて安心する子供のように、木の根の「股」の部分にキチョウの親子が
埋められています。
どんな大雨が降っても水浸しにはならず、大風が吹いても乾いた土で埋まることもあり
ません。 雑草に埋もれてしまうことも無く、春にはスミレがすぐ近くで咲き、覆って
くれます。
我が家で増えた白百合の苗を持って行って植えましたが、元気に育ってくれていまし
た。
人に抜かれることもなく、虫に葉を食われてしまうことも無く(^^)
じつは・・・人から戴いた「オルレア」の数百の種が我家の庭に発芽し、蒔き残りが
たくさんあったので、埋葬場所の周辺に「逆花泥棒」しちゃいましたm(_ _)m
もし発芽して咲けば、周辺一帯が真っ白いレースの花に覆われるはずです。
さて、移動しようか?と思って自転車にまたがった途端、どこからともなく一羽の
「キチョウ」が来てくれました(^^)
キチョウはよく見かけるのですが、まずじっくりと止まってはくれません(ToT)
ましてやマクロモードで撮れる距離(1m以内)でジッと止まってくれたことに感激💕
吸蜜出来る花が本当に減り、自然の摂理とはいえ可哀想です。
見せに来てくれてありがとう! 楽しく偲ぶことが出来ました(^^)
河川敷内の小道にコスモスが咲いていました。
色気の全く無い河川敷の草むらの中に、コスモスが咲くだけで「美しい景色」に様変わ
りします💕
野菊の花の薄紫は、上品でいて楚々としていて・・・「野菊の墓」を思い出します。
大好きな花です😍
赤地利蕎麦の向こうには、何度も何度も大水の際に水に埋もれる「沈下橋」です。
我が家の近くにこのような橋があることが嬉しくて🎵
ピクリともせずじっと羽を広げて風を受けていた「ヒメシャクガ」です。
最近は蛾の魅力にもハマっています😍
デザインはシンプルですが、無駄の無い素敵な色合いです。
赤地利蕎麦の花もそろそろ終わりです。
本当に可愛い花です。
花期は9月くらいまでなのですが、河原にはまだ「オオマツヨイグサ」が咲いていま
た。この花は「一日花」です。 ヒメジョオンとのツーショット!
センダングサの仲間の花も終りを迎え、ますます花に集まる虫たちにとっては厳しい
季節になっていきます。 ミツバチさん!ご苦労さま🎵
アップにして撮るとヒメジョンの美しさや、佇まいの感じの良さが引き立ちます。
すでに花は終わり、種すら飛んでしまった草に「シジミチョウ」が沢山止まっていまし
た。それは「湧く」かのように沢山の数でした。
ヤマトシジミがほとんどでしたが、草むらをかき分けると沢山飛び立ちいろいろな場所
に止まってくれました(^^)
川風が吹きなかなか静かに撮ることが出来ませんでした(言い訳)
このバッタカップルは私が近くまで寄って行っても、全く動こうとはしません。
え? そういう野暮なことはしなさんな!ってですか?
寒い季節の前に子孫をしっかりと残してね(^^) 蝗害(こうがい)とは全く無縁な
トノサマバッタのカップルでした💕💕
移動しても移動してもシジミチョウが溢れています。
アカツメクサ(ムラサキツメクサ)にも。
他の虫さんもいました(^^) 仲良くシェアしてね(^o^)
珍しく「モンキチョウ」が止まってくれていました。
ほんの5秒間のチャンスでした。このあと見えなくなるほど遠くへ行ってしまい・・。
触覚や足の色、そして独特の「紋」が遠くからでもよく分かりました。
セセリちゃんのつぶらな瞳も写せました(^o^)
河原の小さな花も彼らには本当に貴重な食料なんですねぇ。
何でも無い景色の河原ですが、ゆっくりとその場にとどまって見つめてみると・・・
たくさんの生き物たちの営みに出会うことが出来ます。
仕事や家族の世話、親の介護、そして自分の体の病との闘いなどなど「虫の観察」
どころでは無い方も多いことでしょう。
その全てを通過してきた私ですが・・・日常の心の疲れや葛藤などを柔らかくほぐして
くれたのは・・・もちろん人からの励ましの言葉もありますが・・・神様から与えて
もらった姿、形、そして環境下で全て自分の力で乗り越えている「生き物たち」の力や
生きていくことへの直向きさ・・などなどが結局は「自分の活力」となってきました。
それは花も同じです。 自分が植えられた場所で精一杯咲く姿は本当に力強いです。
人間のように着飾らなくても「充分に美しく」咲きます。
胃がんの宣告を受けて、その後オペをしてからもうすぐ2年が経ちます。
幸いいまのところ問題なしですが・・・もし問題が有ったとしても、受け入れる心の
態勢や覚悟、何よりも楽しむことの大切さも虫たちや花たちに依って教えてもらいまし
た。