No.1090
アサギマダラにすっかり虜になり、楽しい時間はたちまち過ぎ去りました💦
でも、私に声を掛けていただいた志村さんのおかげで・・・
一人だったら絶対気付けなかった植物たちに、そして樹木の木の実にも目を向けること
が出来ました。(^^)
本当にユックリと歩かないと全く目に入らない小さな花たちもたくさんあり、上を見
ることも大事でして、秋になって実が付いて赤くなったり、木によっては黒く、あるい
は青くなるのも有って全てが宝庫なのです!😍
では、教えて頂いたものが殆どなのですが(^_^;)💦 たくさんの写真公開です。
青いフウロソウ【ゲラニウム(フウロソウ属)】です。
横倒しになってましたので、写真で向きを変えてみました😍
「シャクナゲ園で撮影」
肉眼では朝日に輝いていたナナフシ橋手前の傾斜地の「レンゲショウマ」。
スポットライト!!ですね😍
大きな木の下の木漏れ日が時々当たる場所には【アキギリ】が群生しています。
ミズヒキと一緒の撮影。
そして【フジバカマ】とアサギマダラ。(今年の藤袴は不作だそうです💧)
少し上を見てみましょう!
真っ赤な実が、まだ青々としている葉っぱと対照的で美しい!💕
【アオハダ】というのを初めて知りました!
志村さんが「なぜアオハダというか?」と言いながら、枝の太い部分の一部を爪で
引っ掻いていると・・・確かに!緑色の木肌が出てきました!😍
意地悪なことに? すぐ隣には良く似た赤い実が生っています。
ワタシ的には全く同じ樹木に見えましたが・・・違う木なのだそうです。
【ウメモドキ】ですって! φ(..)メモメモ
道の反対側には「青い実」がたっくさん!生っています。
さて何の木なのかな?
【サワフタギ】だそうです。 他の方の写真では見たことがありますが、
実物は初めて目にする木の実です!
青い実って何だかとっても好き!
かなりの数が小鳥に食べられている様子です(^^)
この木の実はなんだろう?
そう思っていたら志村さんが一個取ってくれて、匂いを嗅ぐように言われたので、鼻を
近づけて見たらとっても香りが良くてびっくり! 柳系の香り。
ついでに薄い実を齧ってみました(^^) ほんのと甘い感じがしました。
すると、すぐに大きな種にぶつかりました!
じつはこの木の実から「美味しいサラっとした食用油が取れるのだそうです。
そう!この木の名前は春先の葉を山菜として食べられる【アブラチャン】
です。 季節が変わると全く別なものに見えます(汗)
これは私もよく知っています!(^o^)v
【ツノハシバミ】です(^^) 子供の頃に山道脇の雑木林に有って、みんなで
棘を指に刺しながらも採ってきて、足で踏んで皮を剥ぎ、中身を齧って食べました。
癖が無く甘くて美味しい自然のナッツでした。(ヘーゼルナッツと呼ぶのだとか。)
少し場所を林の中へと移動しました。
【シモバシラ】の真っ白な花が、群生地いっぱいに咲き、綺麗でした。
こちらは【セキヤノアキチョウジ】。
アキチョウジと比較すると、花の長さがセキヤアキチョウジの方が長いようですね。
草全体を両手で挟むようにして、軽くパンパン!と柏手のようにしたら・・・
独特の悪臭がする・・そう聞いたのでやってみたところ・・ワタシ的にはハーブ的な
良い香りに感じました(^^) 志村さんは「臭い!臭い!」を連発してました😅
これは数多くの方がアップしていますが【ツルニンジン】の花です。
実際には下草を這うようにして咲いてたのを、志村さんが刈り取った後の長めの枝を
立てて支柱仕立てにして下さり、こうして空中で観ることが出来ています。
(何箇所ものツルニンジンを助けておられます。)
園内の【ミズスマシの池】です。
周りの樹木が、ほぼ100%反射しています。
初夏にはモリアオガエルの産卵が見られるそうです。
この日は、池の名前通り! ミズスマシが沢山湧いて?いました。
サラシナショウマに吸蜜に来たハナアブさん。
毛のように咲くショウマの風情は本当に良いですね😍
志村さんが頻(しき)りに口ずさんでいた「ブラジャー」の実😍
実際は【フジカンゾウ】というピンクの美しい花なのです。
「サングラスの実」って言った方が恥ずかしくないのにね(^_-)-☆
またまた名前が全く分からない花が出てきました!
何なのでしょう??
【セイタカトウヒレン】というのだそうですが・・覚えきれませんね💧
調べましたら・・・
【唐飛簾:とうひれん】と書き、「廉」とはアザミのことらしく、おそらく中国からの
帰化植物と言われています。(確かに花はアザミに雰囲気です。)
ね!(^_-)-☆
本数はとっても少ないのですが・・・
この愛くるしい美しい花は【コシオガマ】と言います。
やはり木陰の花なので、撮影時には明かりが少し足りません💦
シャッター速度を落として、暗い環境に合わせます。
花が普通の植物の咲き方と少し違う【オクモミジハグマ】とアサギマダラ。
下の筒は咲き終わった跡ではなくて・・・一番先端の方から咲くんですって!😅
「ハグマ(白熊)」ってどの種類も「葉巻の先に咲く花」というイメージが有るんです
よね〜。似てますでしょ?葉巻に!😍
それにしても、こんな小さな花を・・しかも樹の下に咲く見つけにくい場所なのに・・
この子達の目にはどの様に映るので、見つけることが出来るんでしょうか?😍
それとも特別な香りを感知するのでしょうか? 人智を超えています!\(^o^)/
やはりこの蝶もどれほど近づいても逃げません(^^)
きっと今までもずーっと虐められたりしなかったからなのでしょうね😍
人間はもともと自然を管理する事が仕事でした。
動植物の全てを愛情持って接する仕事だったはずですが・・いつの間にか私利私欲が
動機となって・・・計り知れないほどの動植物が地上から消えていきました。
人を恐れない生き物は、本当に「ほっと💕」します。(^^)
花単体をアップして撮りました(iPhone) 美しいです😍
フジバカマ咲く所にアサギマダラあり!💕
サラシナショウマのアップ!
サラシナも大葉そしてイヌショウマも、全てこの糸状の花弁がたまらなく好き💕
おや?ここにもアサギマダラが吸蜜にきています。
林の中を涼しい風が渡り、ゆらゆら揺れる風情もいいですねぇ🎵
倒れかかっては居ますが・・・まだまだ美しい【ツリガネニンジン】。
林の中で見る青系の花は、取り分けて美しいです。
手元がブレましたね(汗)
【ギンリョウソウ】です。 春先にも見る事が出来る不思議な姿です。
実物は初めて見る【カリガネソウ】です。
本当に説明のしにくい複雑な構造になっています😅
半日陰で咲く疎らな咲き方が、涼しさをさらに気持ち良く感じさせてくれます(^^)
やはり青系の花はいいなぁ😍
【ヤマシャクヤク】の黒い種です。
赤いプニュプニュは種を守るクッションの役目なんだそうです。
何とも不思議な構造です。 初夏に咲く真っ白できれいな大きな花を忘れてしまう様な
ドラマチックに変化する植物ですね(^^)
【カニコウモリ】の鼻に吸蜜に来たアサギマダラ。
とにかくフジバカマやヨツバヒヨドリだけでなく、色んな花に近づく姿を今回は実際に
見て観察ができて、大きな収穫になりました(^^)_φ(・_・
たくさんの植物を観察し、出口に近づいてきました。
シャクナゲ園の周囲には【シュウカイドウ】がおおらかに咲いています。
花が終わり、種ができる段階です。
花はベゴニアそっくりですが、この段階の姿は余り見る機会が無いので驚き!!😱
先端には可愛い子葉が出ています(^^)(写真を見て気づいた!😍)
おーーーー!!
遠い場所ですが、今、我家の庭のユリの葉陰で蛹になっている【ルリタテハ】
ではないですかぁ!!(^^)
少しだけ瑠璃色の模様が見えてますよ!(^_-)-☆
コレなんでしょう?
この実の小さな姿は見たことがありますが・・
ピンポン玉ほどの大きい物は初めて見ました!
【カラタチ】です! 大きな棘が「シャキーン!!」と光っていますね💦
天体の一つに見えるほどの丸い丸い形でした。
ススキの株が掻き分けられて、よく見えるようになっていた
【ナンバンギセル】。
コレもまた見られる時間はあっという間!
見られる時にしっかりと見ておきましょう。
でももう終わりかけていました。
はてさて? これはツボミ? それとも花後の姿?
【テンニンソウ】です。
地味な花ですがツボミは新種の毛虫みたいで面白い(^^)
巡り巡って、やっと秋咲きシクラメンの場所に見に来ました。
でもその前に気になる植物がありました。
模様がきれいな葉と、コレもまたかわいい「実」。 でも何の花だったのかな?
どうしても分からないので「知恵袋」に助けを求め、すぐに回答が得られました。
個人的には「イチヤクソウの葉」と似ているように見えますし、種はその向きとして
「タツナミソウ」にも見えますが、皆目見当がつきませんでした(^_^;)
答えは【コバノタツナミソウ】でした(^^)
葉も種も可愛いですねぇ。
やっと逢えましたね。
秋咲きシクラメンです。 小型の原種のシクラメン。
何だか春先に林に咲くカタクリの様な「妖精さんたち」の花のように見えてきます。
7〜8m先の方の葉陰に咲いているので、うまく撮れるか心配でした。
雰囲気は出ていますでしょうか?
園外では当たり前のように咲く彼岸花ですが、管理されている自然園内では疎らに咲き
価値の有る美しさが目に眩しいです!
ついこの前まで咲いていた「キツネのカミソリ」に入れ替わった感じですね😍
少ない株でしたが、林道も咲いていました。
これは何の写真だと思いますか?
間違ってシャッターを押しちゃった?
いえいえ、これもまた志村さんから教えてもらって初めて実物を見た植物です。
日差しが強くて白くなっていますが【ウマノスズクサ】の葉です!
この葉を「食草」とする蝶は多いのに、あまり草むらで見たことがない植物です。
なので花や実も見たことがない、名前だけを知っているだけの植物。
この時に見た状態は、本当に小さな株で一本だけでは?
繁茂しているように見えますがこれだけでした。
でも!写真の中に既に幼虫が大きく育っているのを見つけられますか?
白と黒の模様の幼虫は【ジャコウアゲハ】でした!\(^o^)/
でね、私が思ったのは・・・たった一株の食草を広大なこの森の中、林の中に存在
することを、どのようにして見つけたのでしょうか?
本当に不思議でなりません😍
蝶と食草に関して、これは管理人の方にお聞きした点ですが・・
季節が来るとボランティアの方も募集して、森に10m間隔に人を置き、その場所の
植物の葉影を裏返して見て、希少な蝶の卵や幼虫の数を数えるのだそうです。
年ごとにその数は波打つように「多い年」「少ない年」を繰り返すそうです。
で、一番問題なのは「卵の数が多い年」なのだそうです。
なぜだと思いますか? 発生が多いのは嬉しいことではありませんか?
その答えはこうでした。
管理人さん『じつはね、食草が枯渇してしまうんです。そうすると羽化まで行けないの
で、結局は個体数が減ってしまうんです💧』
なるほど!!大事な点に気づきませんでした💦
この点でも、人間が産業として針葉樹を山全体に植えて、陽の射さない山だけが増え、
食べ物の無くなったイノシシや鹿、そして他の動物達が人里の近くまで来ざるを得ない
環境を作ってしまった結果が、じわじわと迫り来ているのです💧
【美しい貴婦人】の花言葉を持つ『コルチカム:イヌサフラン』が咲き始めま
した!
時々ニュースで「誤食」して中毒を引き起こすことで有名な花です。
なぜ間違えるのか?私には理解できませんが(^_^;)
花(サフラン似)、葉(行者にんにく似)なので、食べてしまうのだそうですが・・
知覚麻痺や呼吸困難を引き起こす【コルヒチン】という毒性の強い成分があるので
他にたくさん食べるものが有るのですから!
何も好き好んで食べないでね!💢
写真映えのする美しいモデルさん。
蝶の貴婦人? アサギマダラは絵になります!ほんと!
疎らに咲くからこそ優雅な【クジャクソウ】
葉が小さいのも美しさの条件かも😍
一緒に植わっている【アゲラタム:和名はカッコウアザミ】
和名が付いていた方が覚えやすいですね(^_-)-☆
これもまた糸状の花。 好きです!ショウマと一緒の雰囲気が🎵
すぐ近くに植えてあるこの花は【ハチミツソウ】です。
聞き慣れない花です。 でも1960年代に蜂蜜業者が「蜜源」として北海道に北アメ
リカから取り寄せたものらしいのですが、その後拡がったようです🎵
別名【羽実菊:ハネミキク】
次々と咲くのに、花期が2ヶ月以上に渡るので蜂蜜収集には最適なようですね。
たった一本だけ見つけた【ツクバネソウ】の実。
本当に羽子板で使う「ツクバネ」そっくり!(^^)
花が終わると本当に植物の見分け方が難しくなります💧
これは一体何の花の跡なのでしょう?
答えは【ギンバイソウ】です。 梅のように咲く真っ白な美しい花です。
日陰に咲くので地味そうですが・・薄暗い林の中で輝いて見えます。
花のあとはこうなるんですねぇ。
葉の先端が「Vカット」されているので、簡単に見分けが付きます(^o^)v
少し上をまた見てみますと・・・
ビールに使うホップのような実がたくさん付いている樹木です。
これは【クマシデ】のようです。
山道を歩いていて普通に見かける樹木でも、名を聞かれると何も知っていない自分に
呆れます💦 やはり写真と名前の注釈を入れたものを作らないとなぁ(^_^;)
志村さんの携帯には、写真と共に名前、撮影場所と時間などが入った無数の植物たちが
記録されていました。
お!これは【マイズルソウ】の赤い実ではないですかぁ!
マイズルソウを見るために遠くの「池ノ平湿原」まで行かなくても、赤城で見る事が
出来るのですねぇ! 来年早々から果たしてここへ何回来ることになるのかな?
楽しみの場所が増えました💕
たった一個だけ咲き残っていた【フシグロセンノウ】。
まだ元気そうな咲き方ですね。
この植物は希少な野草です。
【ニオイハンゲ】と言うそうです。
写真には撮れませんでしたが、表の葉の模様と裏の模様の色が全く違うのです!
花はマムシグサをう〜んと小さくしたような、地味な色合いの花ですが名の通り芳香が
するのだそうです。
一度「盗掘」されたそうですが、無事に根が残っていて増える方向性の様子が伺えま
した。 盗掘者への重い罰が要ると思っています💢
この花もまた今回初めてみる植物です。 【ノダケ】です。
一見すると葉も花も「ウド系?」と思うのですが、名前は全く浮かびません。
名前を聞いたのもこれまた初めて!
咲く前の色が「黒く」て、なかなかシックで素敵!
枝の途中に有るハンモックのような覆いの中から、この花芽が出てくる可愛い花です。
さぁ!これは何でしょう?
志村さんいわく「この花はアジサイの原種に生っています。」とのこと。
でも名前は全く予想もつかない【シチダンカ:七段花】です。
江戸時代末期まで栽培されて愛されていたとのことですが、その後は全く見かける事も
なく絶滅?と思われていたようですが、こうして残っていました。
花は終わって色も変わりましたが、雰囲気はしっかりと残っていますね😍
いやあl!今回は中身が濃くて、ここに住みたい!と思うほどに楽しい園内での快適
な時間を過ごせました。 もう植物が草屋さんと言っても過言ではない渋川在住の志村
さんのおかげで知識も増えました\(^o^)/
季節を変えて訪ねることの楽しさも教わりました。
何よりも会いたくて会いたくて待ち焦がれた【アサギマダラ】とのデートが、快晴の中
で、しかも汗の掻かない爽やかな陽気の森の中で出来たことは、夢以上に素敵な・・・
「超?蝶?現実」でした😍
ルンルンしながらバイクで帰る道も全然苦痛ではありませんでした。
思い出に強く残るバイク旅でした。