No.1079
リンゴといえば「秋に収穫」、「ふじりんご」なら「雪が降る手前」でやっと
収穫できる・・年の終盤で穫れる果物!と、誰もが知っています。
最近は冷蔵技術が発達し、昔なら季節にしか食べられなかった「秋、冬収穫
リンゴ」を、一年中食べることが出来るようになりました(^^)🍎
もちろん、収穫したての「パリパリ!」した歯ごたえは残念ながら・・・_| ̄|○
私は固いリンゴが好きなので、いわゆる「味噌リンゴ:山形ではこう表現」と呼ばれ
る、果肉が「モソモソ」「ふかふか」した食感の物ばかりです。
(リンゴを指で押しても分かりませんし、見た目からは全く分かりません。)
それでも、少しでも長く販売できるようにと沢山の人々の努力が有って、夏でも
様々な「秋、冬収穫リンゴ」が果物屋さんの店頭を飾ることが出来ているのです。
なぜ? それが可能になったのかを調べてみました。
収穫は保存方法により数日から10日ほどの早い遅いはありますが、基本は「秋に
収穫」します。
「普通冷蔵」
長い期間に渡ってこの方法が取られてきました。
温度:0度〜1度(凍らせてはいけない)、湿度90%の倉庫にリンゴがたくさん
詰まった箱を保存します。 この方法によって、翌年の2〜3月まで店頭に並びます。
しかし、今は季節に関係なくリンゴ🍎が果物屋さんやスーパーにに並んでいますよね。
そこには更に進化した冷蔵方法が用いられていたようです!
特殊冷蔵の「CA冷蔵」と呼ばれる冷蔵方法なのです。
温度は「普通冷蔵」と同じ環境ですが・・・保管場所の「空気成分」が全く違います!
「CA」とは、英語の頭文字からとった名前です。
(Controled Atmosphere storage)・・「空気調整冷蔵」という意味だそうです。
その空気の内容とは・・・酸素(O2):2%、二酸化炭素(CO2):2.5%、
そしてこの成分も加わります!・・・窒素(N2):95.5%
丁度リンゴは「本当に浅い呼吸」をしながら「快適催眠」しているような状態なのだ
そうです。
この保存方法により「普通冷蔵」の2倍以上も長持ちすることが可能です。
「青果」というものは、季節がやって来ると「一気に収穫」せざるを得ないため、
年によっては「豊作過ぎて」市場に「過剰供給」をし、値崩れだけでなく余ってしまい
鮮度が落ち、もったいない結果になってしまう可能性を秘めています。
白菜やキャベツが農機によって踏み潰されているニュースを見させられ、いたたまれ
ない気持ちになったことがあるのではないでしょうか?
そこで、多少「糖度」「新鮮さ」「歯ごたえ」などが低下するとしても、本来なら
口に入らないはずの果物が食べられるのですから、この冷蔵技術は救世主となった
はずです。(保存されたリンゴの単価が高めなのは、理解できる話です(^^))
さて!本来の話しに入りますが・・・
皆様は「夏に穫れるリンゴ」と聞くと、どんな品種を思い浮かべることが出来ますか?
「さんさ」でしょうか? 「なつあかり」でしょうか?
最近は季節が逆に生る南半球のニュージランド産の「ジャズ」が、スーパーに並び
「シャキシャキ酸っぱ系」好きの私は満足しています。
(初めは色がどぎつくて敬遠していましたが(^_^;)💦)
私の場合、「夏りんご!」と言えば・・真っ青な(緑色の)「祝:いわい」
リンゴが大好きで、パリッとしていて、酸っぱさが口いっぱいに広がり、その後に来る
甘さが大好きでした・・・でも、今は店頭で見ることは無くなりました💧
調べてみたら、この青りんごは【隔年結果性】といって、豊作になる年と、ほとんど商売に生らないほどしか実らない年とが、交互にやってくる性質があり、更には・・・
【早期落果性】の名の通り、実る前に落ちてしまいやすい不安定で生産性の良くない
リンゴのようで、市場に出回るほど生産そのものが成されてないものと思われます。
生産現地に行くしか無いかもね(^_-)-☆
じつは・・温暖化の影響もありまして、本来リンゴは涼しい環境で育つので、北の地方
や山岳が多い長野県や群馬県での生産が中心です。
この様に夏の林檎として大量に市場に出るリンゴは種類が少なく、しかも暑いので
樹から離れたら、日毎に劣化していく傾向もあり「何処にも売ってないやん!」という
ことになるわけです。
そこに、昨年より新しい品種の夏リンゴが発売されました!
それが【シナノリップ】です!🍎🍎🍎
「キャッチフレーズ」は・・【ジューシー過ぎる夏リンゴ。】なんですよ!😍
元々ある「千秋:せんしゅう」と「シナノレッド」を掛け合わせた品種で、
酸味と甘味のバランスが良く、パリッとしてジューシーで美味しいのです!\(^o^)/
でもまだまだ生産量が少ないために、市場に出回るほどではない様です。
今後に期待しましょう!
周りの果物店にも、スーパーにも並んでいないのでネットで注文しました!
でも、直接農家さんが通販しているサイトでは「販売終了」とか、「予約販売のみ」
とか・・頼むのが遅かった感が強いのです(TT)💧
でも諦めずに「楽天」内のショップを探し、やっと見つけました!(^_^)v
注文後4日で手元に着きました。
家庭用として一番安いセットを注文しました。
不揃いで、しかも虫食いがありますが・・・とっても新鮮です!
「ゆうパック」でしたので、どこも傷や凹みがありませんでした。(^^)
大きさは「ふじりんご」程度で、写真の通り「少し寸詰まり?(^^)」の形です🎵
近くに寄ってみましょう!
実際に2個ほど食べてみました(^^)
言われている通り! 甘さと酸味が丁度良く、何よりも歯ざわりが良く美味しい!😍
夏リンゴはすぐに色が変わるので、塩水を用意して皮を向いては「チャポン!」。
数があるので毎日2個を食べようと思います。
(家族は酸味の多いリンゴは苦手なので、私が責任を持って😍食べましょう!)
そういえば先日「八ッ場ふるさと館」に寄った際に、群馬県の新種リンゴ🍎がとても
安く売っていたので即!買ってきました。6〜7入りの袋で550円ほどでした。
その名は【尾瀬の紅:おぜのくれない】です。
このリンゴは「盛岡47号」という品種の中で採れた「自然交雑実生」の幾つかの中か
ら見つけた物だそうです。
病気に強く、自然落果が少なく、形が大きくて色付きが良く、甘味と酸味が丁度良く
歯ざわりも良い・・・私にはもう理想的な🍎です!(^_^)v
とにかく大きいので、一人では食い切れないかも💦
二種類のリンゴを交互に食べて比べてみましたが・・・・一歩だけ「尾瀬の紅」の方が
甘みが多い気がします。(個体差に起因する差が大きいとは思いますが(^_^;) )
今回のシナノリップと尾瀬の紅を合わせると・・・10個以上あるので、しばらくは
胃のためにも良さそうなので、食べ続けたいと思います。
果物大好き!な自分の好みはまだまだ変わりません!
リンゴは大好きなので、満喫したいと思います。 🍎(^_^)v