午後から来るまで行ける場所。
国道299号線をまっすぐ下った場所・・そこがもう「秩父市内の中心地」です。
今まで秩父は何処かへ行くときの「通過点」でした(^_^;)
下道だけで長野県へと向かう時、トンネルを越えて山梨県へ、また群馬県へと向かう時
には必ず通る秩父。
でも、乗り物から降りて市内を歩いて散策することは・・もしかしたら初めて!😊
*📷マークあたりで撮りました。
秩父駅構内の有料駐車場(200円/1時間・・その後1時間毎に100円・・安!(^^)v)
に車を置いて、さぁいざ市内へ!と歩き始めたら・・地元の親切なオジサンが寄って
来て「もうすぐSLが入って来るよ! そしてこの場所からよく見えるから!」と
撮影スポットまで教えてくれました😊
聞けば数分後には入線する様なのでその通りにしていました。
(全く予備知識無しでの訪問なのに、タイミングバッチリでした(^^)v)
駅からシッカリと視界に入る武甲山。
古くからココ秩父を支えてきた貴重な資源の山です。
ホームで待つ人々はSLに乗るためかな?
来ました!来ました!
C58のSL列車です。 この機関車は東北地方を走っていたらしく、現役引退後は
静かに展示されていたとのこと。 でも今は再び「現役(^^)v」で大活躍!
列車の中は今回は「イタリアンレストラン」😊
懐かしく哀愁を帯びた汽笛を鳴らして、熊谷方面へと走り出しました!
それにしてもこの汽笛の音色は・・遠い昔の思い出や気持の記憶が呼び覚まされ、
そこはかとなく「哀しみ」を湧き上がらせる力があります。なぜなのだろう?
親切な地元のおじさんに感謝して、今度は秩父神社へ足を向けました。
私たちは神道も仏教も信仰していませんが、遠い昔からの人々の生活や心の歩みには
とても興味があります。
現代建築でも難しい匠の技や、境内に育って今も生きている長い歴史を見聞きしてきた
大木の存在・・・思いを馳せるとしみじみと歴史の深さを感じます。
供えられた地元の酒造会社の酒樽。
今はとても有名になりすぎて?手に入れることすら難しい「イチローズ ウイスキー」
数年前に息子が手に入れて、私にプレゼントしてくれたのですが・・超!美味!(^^)v
でした。
「知知夫?」
どうやら「知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)」が今の「ちちぶ」の元のようです。
「知らなかった💦 」
蝋梅の実がキレイに色づいていました。 食用にはなりません。
「梅」の名が付いていますが梅の仲間ではなく全く別の属。 毒性もあります。
それにしても面白い形していますね😊
神社の神殿周りにはたくさんの由緒ある彫り物が付いています。
この龍の彫り物は・・・
かの有名な「左 甚五郎」作!
これも全く知りませんでした💦 歩いて訪ねるからこそのその地の魅力が💕
かわいい梟(ふくろう)
【北辰の梟】と呼ばれ【北辰(北極星)】の崇拝と関係があるようです。
そういえば昔学校で受けた「北辰テスト」の北辰はこの梟と関係あるかな?😊
学業に関する願いに満ちた絵馬が沢山掛っていましたよ。
私が一番面白く感じたのが、この彫り物です!😁
【見ざる、言わざる、聞かざる】とは全く「真逆」のサルたちです。
洒落がきいてて面白いです(^^)
道路の歩道に幾つかのモニュメントがあるのですが、この方がその意味を良く
表していますね😁
耳に手を当てている姿は・・・どこかの元議員さんの、あのポーズそっくりですね😁
この猿の彫り物を観ている辺りで、拝殿の中から和楽器の【笙;しょう】の音が
厳かに聴こえてきました。 お祓いを受けている団体さんが、神妙な顔をして頭を下げ
聞き入っている現場に丁度出会わせたみたいです。 この点でもタイミングバッチリ(^^)v
SLといい神社の彫り物や雅楽の音やら・・全てタイミング良く大満足しました。
まだ時間があったので10分ほどで行ける「浦山ダム」に寄りました。
快晴ではないので残念ですが、ダムの水面を渡ってくる風はさらに涼しく、快適
そのものです。
雨が少ない今年の初夏・・貯水量はいつもより少ない気がします。
そう遠くない場所に、魅力ある市町村がたくさんあることに最近気づくようになり
短時間で訪ねてこよう!という楽しみが増えています。
バイクで数百キロ先に行く楽しみの時代には分からなかった魅力💕
「旅」って・・自分の中では「どこか違う場所」に行くことだけが旅じゃなく、
「自分の心の旅」・・自分の中のいろんな気持や感性、気付き、トキメキ、回顧・・
そんな自分と出会う事が「旅」のような気がしています。(年を取って分かって来た)