№1062
2019/08/04 追記しました。
皆さんは「オオムラサキ」という蝶をご存知でしょうか?
私は花の写真に魅力を感じて、その関連で花と蝶の取り合わせの美しさに魅了され、
蝶にも蛾にまでも興味が行くようになったのは、つい最近なのです(^_^;)💦
私の場合は全く知らなかったというのが正直なところですm(_ _)m
2019/08/04 追記
❏オオムラサキの一生について、じつに細やかに説明してくださっている
サイトをご紹介します。
オオムラサキだけではないですが、蝶として羽ばたく瞬間までの期間が、いかに
大変かが良く分かります。 自然の大切さが身に沁みます。
また、幼虫なのにその顔がじつに愛らしくて、声を掛けたくなるような姿だという
事実も知ることが出来ます😍 追記の終わり
(本文の続き)
少し調べてみたら・・埼玉県の山側の市町村が国蝶にもなったこのオオムラサキ
の事をとても大切にしている事を知りました。
特に「小川町」は、土地を買収し、オオムラサキの生育だけでなく環境も整備して
その甲斐あって都市部ではもう絶滅危惧の対象にも生っていた蝶が、今も元気に数を
増やし自然も守られているのです。
今回私は果たして今、見に行ったところで実際に見られる時期なのか?
また、行ったタイミングで見ることが出来る時間帯なのか?
まったく事前調査無しに「嵐山町(らんざんまち)」の
「オオムラサキの森 活動センター」に行ってきました。
HPは嵐山町の案内の中に。(クリック!)
訪れたのは午前9時半ごろです。 5〜6台の普通車Pスペースがありますし、少し
だけ離れた場所に数十台おけるスペースもあります。
私が行った時間は誰も居なくて、入り口の訪問者記録簿への順番は「1」でした。(^^) 無料ですよ(^_^)v
入ってすぐに管理事務所があって、沢山の蝶の写真や、この森の中で見つけたり捕獲
された貴重な昆虫の展示がありました。
誰も居ないのですが照明も灯され、戸口は全て開放されていました。
(何だか高原のロッジみたいで素敵でした(^^))
そんな時に、奥の方から「いらっしゃいませ!」とのおじさんの声。
私も挨拶し、来た目的を伝えると・・・
「あそうですか! でしたら近くの場所に今、丁度来ているので案内しましょう!」と
事務所から数十メートルのクヌギの樹(虫のレストラン)へ連れて行ってくれました。
まさか、一所懸命に探した末にやっと見つける・・・そんなシーンを想像していたので
あっけなく出会えて、本当に感動しました!
5〜6羽が食餌に来ていて、他の昆虫もたくさん!
時間帯の都合で逆光の場所でしたので、写真がちょっともモヤってしまったのが残念💦
ではご覧くださいませ。
まずは【アカボシゴマダラ蝶】です。
模様がハッキリしていて、写真映えしますね。(タテハの仲間)
はい! 【オオムラサキ】の♀(メス)です!
大柄な蝶でびっくり!😍
胴体も太く、見ごたえがありました!
何羽もいるのでもう贅沢この上ないです😍
意外にも飛ばずに結構歩いて?あちこち移動し、とても活発な蝶でした。
案内して頂いたオジサマの説明に依ると・・・
「こんなに羽を開いてくれるのは珍しいんだよ!この前来た人はいくら待っても羽を
全然開いてくれないので、仕方なく帰っちゃったんだよ・・」だそうです!
ソレを聞くと、あまりにも翅を開閉してくれた今回の私の訪問タイミングはバッチリ!
ということですね(^_-)-☆
この蝶は翅を仕舞うと、薄黄色だったり、白っぽかったりと別の蝶にも見えます(^^)
全国的に調べると、いろいろ細かな違いがあるそうです。(特に模様の色合い)
「お! 貴重なオスが混ざっていました!」\(^o^)/
クッキリと撮れずに残念💦
町の説明写真に依ると、紫というよりも「青」に近いものばかりですが、この蝶は
確かに「ムラサキ」色ですねぇ!
下の写真を見ると、何羽もいるのが分かりますでしょ?(^_-)
カナブンなども集合して、森のレストランと言われる「クヌギ」の樹液を吸っていま
す。
この蝶は、花の蜜を吸うのではなく、樹液を専門に吸うので草むらの花に寄ってくるの
を期待して待っていても・・・来ませんので💦 あしからず(^^)/
そして、この蝶はスズメバチやカナブンにも「そろそろ吸うの代わって!💢」と、
強く要求するので、闘いを挑んだ際に羽がボロボロになるんだそうです💦
決して弱々しくて絶滅危惧種に登録されている訳では無いんですね(^_^;)
人間が環境を破壊しているからなのですね・・スマンm(_ _)m
ね? 3羽集まって、カナブンたちに文句言っているようにも見えますでしょ(^_-)-☆
「頑張れオオムラサキ!」
違う木には角も立派なカブトムシがいました。
大人になってから樹木にいるカブトを見るのは本当に久しぶりです!
少し感動です!
またさっきの木に戻りましたが、未だ沢山のオオムラサキが食餌中でした。
お!またカナブンと話し中かな?
さっきのカブトを少し格好良く撮ってあげました(^^)
草むらには沢山の「ナツアカネ」が思い思いの場所に止まっていました。
近寄るとすぐに逃げますが・・・じっとしていると、また同じ場所に戻ってきます(^^)
私にはとっても珍しく見えたトンボです。
【トラ模様のオオシオカラトンボのメス】です。
このトンボは少しも逃げませんでした。
羽も1段下へ落として落ち着いている様子がわかります🎵
遠目には「タマムシ」に見えた【ミドリカミキリムシ】です。
蝶だけでなく、この様にいろいろな昆虫にも会えました🎵
私の道案内をしてくれているかのような【ハグロトンボのメス】です。
パタパタと頼りない飛び方で、私が行こうとする先へと移動し止まってくれました。
陽が当たって今まで真っ黒に見えた羽に、きれいな模様があることも知れました。
林が起伏に満ちていて、小川が流れているのでそこで産まれたのでしょうね(^_-)-☆
明るい場所に出ました!
林の中の薄暗い場所では、耳元に「プ〜〜ン!」と蚊のように不愉快な音を立てて
寄ってくる虫が居ます。(いつもタオルで追い払うので姿は見たことなし!)
どうやらハエの仲間の【メマトイ】かも。(体長2〜4mm)
でもこうして光が指す場所に来るとパタッと寄って来なく生ります。
夏の登山や林の中あの観察時には、虫よけやタオルが必要ですよ(^_-)
お!あまり陽の射さない場所に【キツネノカミソリ】が一本だけ!
木漏れ日が当たってスポットライト状態でした💕
何とも夏らしいオレンジ色の花なのでしょう💕
緑一色の林の中で咲く花は、本当に情熱的な色合いに見えます😍
もう少し入っていこうかな。
でもアゲハチョウは一羽もいませんでした💧
暑すぎるんでしょうね。
蝶が大好きな【ブッドレア(フジウツギ)】も植わっているのになぁ😅
【バーベナ】が太陽の光を吸い取るかのように、暑さを物ともせずに咲いて
います。 この花、自分ちにも植えたくなって来たぞ!(^^)
林の所々に「マムシに注意!」とある様に、適度な湿気(小川)があり、樹木の根っこ
の空洞もあり、いかにも「居そう!」って思える場所がありました。
歩き難かったり暑かったりしますが、本来は長靴が一番いいんですよね(^_^)v
もしくは棒を持って、行く先々の地面を打つと逃げていきます。
すすきの葉の陰でジッとしている蝶がいました。
遠目には「蛾」のように見えましたが・・・
近寄ってみたら【ヒメジャノメ】でした。😍
「蛇の目模様」と「白い帯模様」が特徴のようです。
揺らしても逃げませんでした。
羽化して間もなかったのかな?
この蝶は【ムラサキシジミ】。
翅の表側(今は内側ですが)がきれいな青い翅です(^^)
ジッとしていて、綺麗な羽を見せてはくれませんでした💦
会えただけでも歓びましょう!
広い草むらを元気良く飛び回り、止まる気配が全く無かった【アカボシゴマダラ】。
でも、いつものように心で「止まって」とお願い🙏したら、一度だけ止まってくれま
した(^_^)v
AUTOだと焦点が合うまで「ギーコギーコ!とモーターが煩いだけでなく、色んな物に
合わせようとするのでMANUALで合わせました!
マグレできれいに撮れました。(^^)
ジェット機の「タッチ&ゴー」みたいに、すぐに飛び去ってしまいました。
このアカボシゴマダラは別の個体です。
最初のオオムラサキの居たクヌギに戻ったら、先程の大群は姿を消し、この蝶も樹から
離れて、大きく上空へ飛び去る直前にサービスショットを撮らせてくれました😍
写真映えする蝶です!
それにしても訪ねた時間もタイミングバッチリだったわけですね(^_^)v
40分ほどの短い真夏の森の中でしたが、目的があるので暑いのも少し忘れて・・
「奥へ奥へ」と足を進めました。
意外にも疲れが残ってしまい、午後はまた数時間も寝てしまいました(^_^;)
以前ならすぐにカメラからSD カードを引き抜き、直ぐにパソコンに取り込んで、
ブログに記事を書く自分ですが、その気力も無く・・・。
ただただ思いつきで行ったオオムラサキの森でしたが、直ぐに出会えた嬉しさを噛み
締めていました(^^)
今年の暑さは本当に身体にこたえます_| ̄|○💦
どうか皆様に置かれましても、熱中症を始めとし暑さに伴う様々な不調要素に注意さ
れて、お元気にお過ごしくださいませ\(^o^)/