私の柄にもなく(?)『黒き猫』に誘われて、夜勤明けに行ってきました(^^)/
菱田 春草(ひしだ しゅんそう、1874年(明治7年)9月21日 - 1911年
(明治44年)9月16日)は、明治期の日本画家。横山大観、下村観山と
じつは私、テレビ東京の『美の巨人たち』を観る前まで、全く知りませんでした。
自分の「文化度」の低さにガッカリです(^_^;)
親しい同僚と知り合う前には、絵画も文学もあまり私の興味の範疇ではありません
でした。 でも『本物』を実際に眼にしてからというもの! 大好きに!(^^)
今回、天気も良くなく通勤先からの直行ということもあって、車での都内行きに!
で、一つ「賭け」がありました。それは、皇居のすぐそばの北の丸公園内駐車場に
果たして停められるか!? ということです。
近隣(一ツ橋、竹橋周辺)の民間駐車場料金が300円(30分)なのに対して、
北の丸公園駐車場(公営)は、何と!! 400円(3時間)という格安!!(^^)v
もし停められたら、それはそれはゆったりと観れますからねぇ♪
果たして!!
やったー\(^o^)/
無事に停められました♪ (パジェロミニ) ほぼ半分しか埋まってませんでした(^^)
きっと皆も超!一等地ゆえ敬遠してるんでしょうね。
タクシーや最寄り駅の竹橋駅から徒歩で来られる人がほとんどでした。
北の丸公園の地図
この駐車場からは徒歩で5,6分です。
ここに停めて皇居ランニングも良さそうですね。
はい! 着きました!東京国立近代美術館!
近代美術館といえば・・・このオブジェ!(・∀・)?
横からも撮ってみました(^_^;) え?下着着けてたの?(ってソコ?)
ご覧のとおり雨がしきりに降っています。
美術館内は撮影禁止のために、全く写真掲載は出来ませんが・・・
絵画に関しては全くの素人の私にとって、菱田春草の絵はピッタリでした\(^o^)/
朦朧体と呼ばれる「もやがかった」描き方の絵も、詳細に書かれた「雀」を始めと
した鳥の描き方も。
重要文化財の『落葉』の独特の奥行き感は、実際の絵を前にして凄かった!
手前からせり上がってゆく傾斜感を感じたので、しゃがんで観たところ、より奥行
きを感じることが出来ました。
そして、一番のお楽しみの『黒き猫図』!!
掛け軸サイズは5,60cm×2m 程なのですが、黒猫の存在感は別格!!
私なりの拙い表現で言うと・・「おいで!」って声を掛けたら「にゃおん♪」って
声を出すか、ツブラな眼を閉じて、すぐに反応してくれそうな存在感でした。
黒い毛の「もふもふ感」もあり、わずか5日間で仕上げたとは思えない作品でした。
眼を病んでいてまともには見えていなかったかもしれない中で、しかもジッとして
くれない猫・・でも、彼の眼には『見えて』いたのでしょうねぇ。
横山大観は「私にはとても描けない!(-_-;)」と言ったそうです。
記事を書いている今日と、明日(3日)までの二日間のみの展示です。
今日は特に一杯の人でしょうねぇ(^^)
実物は撮れなかったので・・
お土産のハガキや一筆箋の『黒き猫』を撮りました。
じつは仕事場から来る時に、私の車の近くに実物の「黒猫」が居たんです!
思わず愛しくなって『おーい!これからお前に会いに行くからねぇ♪』って声を
掛けたのでした(^^)
たった一人の美術館鑑賞(感傷?)。
自分と向き合う時間でもありました。
菱田春草さん! 素敵な絵を本当にありがとうございました。